大きな窓に取り付け「縦型ブラインド」の魅力とは

AI要約

コロナ禍をきっかけに、強い日差しや暑さを遮る縦型ブラインドが注目されている。自宅で過ごす時間が増えたことでインテリアへの関心が高まり、様々な色柄を選ぶ人も増えている。特に大きな窓に取り付けてもスッキリと見える点が魅力とされている。

縦型ブラインドは、開放感を重視した大きめの窓にも適しており、窓枠に収められるためスペースを取らずに設置できる利点がある。掃き出し窓など人出の多い場所では特におすすめされている。

ブラインドの機能やデザインは多様であり、光の入り具合を調整できるタイプや電動タイプなどもある。また、ブラインドは直線的でスッキリした印象を与えるため、部屋を広く見せる効果も期待できる。

強い日差しや暑さを遮る生地の縦型ブラインドが注目されている。自宅で過ごす時間が増えてインテリアへの関心が高まったコロナ禍を契機に、様々な色柄を選ぶ人も増えたという。大きな窓に取り付けてもスッキリ見える点も魅力だ。

東京都内の会社員男性(37)の自宅マンションでは、天井近くから床までの高さがある掃き出し窓を遮光性のある鮮やかなブルーの縦型ブラインドが飾っている。さらに、外から室内が見えにくいレース生地を組み合わせ、隙間が生まれないよう交互に配置。小窓にも青いロールスクリーンを合わせ、空や海を思わせる雰囲気を作り出している。

昨年、新築マンションの購入時に妻(41)とショールームへ足を運んで選んだ。男性は「実際に見て選んで良かった。南国風のインテリアにしたかったので、夢がかなってうれしい」と話す。

男性が購入した「立川ブラインド工業」(東京)で商品企画を担当する松尾宗哉さんによると、近年は開放感を重視して窓を大きめにする住宅が増えており、「ブラインドは窓枠に収められるので十分なスペースが取れない部屋にもぴったり」と話す。掃き出し窓のように人の出入りの多いところは、脇に寄せて全開にできる縦型ブラインドが特におすすめだという。

光の入り具合を細かく調整できるタイプや、手軽な電動タイプなど、機能は様々だ。「まずはメインのリビングにどんな機能が必要なのか、イメージを膨らませてみては」と松尾さん。ブラインドは直線的でスッキリした印象があるため、部屋を広く見せる効果もあるという。

ブラインドに、屋外に取り付けるロールスクリーンを組み合わせてもいい。

神奈川県に住む会社員男性(40)は昨年、新築した自宅の掃き出し窓に縦型ブラインドを取り付けた。ブラインドだけでも一定の遮蔽はできるが、掃き出し窓が面する屋外のウッドデッキが晴天の日は熱くなるため、外付けのロールスクリーンも設置した。「ブラインドを全開にしてもプライバシーを確保できるし、部屋に入ってくる風が心地いい。エアコンの利きも良くなった」

ブラインドとロールスクリーンは、メーカー「ニチベイ」(東京)の製品。同社によると、外付けロールスクリーンは日射熱の8割程度を遮断する一方、メッシュ素材で屋外を見通すこともできる。担当者は「遮熱性能のあるブラインドも充実しているほか、窓の外に日陰を作ることでさらに効率的に暑さ対策ができるので、選択肢の一つとしてほしい」と話す。(読売新聞生活部 山田朋代)