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史上最大のステゴザウルスの化石が競売に 予想落札価格は最大で9億3000万円!
ステゴサウルスの最大かつ完全な状態の化石が高額でオークションにかけられる。
ジェイソン・クーパーさんが発見した化石はジュラ紀のモリソン層から出土し、体高は3.5メートル、全長は8.2メートルで史上最大。
競売には批判もあり、研究資料としての活用や一般公開についての懸念もある。
![史上最大のステゴザウルスの化石が競売に 予想落札価格は最大で9億3000万円!](/img/article/20240611/6667957201cc2.jpg)
トゲトゲの背板とスパイク付きの尻尾が特徴的な草食恐竜「ステゴサウルス」。これまで発見された中では最大、最も完全な状態の化石が近くオークションにかけられる。予想落札価格は何と400万~600万ドル(約6億2000万~9億3000万円)と高額で、注目を集めている。
発見したのは、化石ハンターのジェイソン・クーパーさん。米コロラド州ダイナソーに40万平方メートルの広大な土地を購入し、そこに住んでいる。ジュラ紀のモリソン層という恐竜の化石の宝庫のような地層だ。
2022年5月、45歳の誕生日にジェイソンさんは友人と敷地内を散歩している時に、岩壁から突き出ているステゴサウルスの大腿骨を見つけた。本格的に発掘した結果、骨格全体の70%ほどが極めて良好な状態で出てきた。
体高は3.5メートル、頭から尾の先までの全長は8.2メートルで史上最大!
近くニューヨークのオークションハウス「サザビーズ」で競売にかけられる。果たしてハンマープライスはいくらになるか……。
ところでこの競売、学術的な立場からは批判も出ている。個人のコレクターの所有になって非公開になったら、せっかくの最高の研究資料に研究者がアクセスできなくなり、一般の人々も見ることができなくなる可能性があるからだ。