6年ぶり開催の「山王祭」外国人観光客も熱狂! 都心の“ど真ん中”を神輿16基が「大行進」 見物客は「うれしくなっちゃって感動」

AI要約

東京都心で開催されている山王祭の神輿担ぎに外国人観光客も参加し、祭りはにぎわいを見せている。

16基の神輿が約1kmを練り歩く大行進や、神輿がJR東京駅まで向かう様子が見所となっている。

今後の山王祭の認知度向上により、外国人観光客の参加が増える可能性があると分析されている。

6年ぶり開催の「山王祭」外国人観光客も熱狂! 都心の“ど真ん中”を神輿16基が「大行進」 見物客は「うれしくなっちゃって感動」

7日から開催されている日本三大祭りの1つ「山王祭」では、東京都心に威勢のいい掛け声が響いた。

2024年の見どころは、コロナ禍の影響もあり、6年ぶりの開催となった「神輿(みこし)担ぎ」だ。

見物客の中には外国人観光客の姿もあった。

重さ約1トンの神輿が向かった先は…なんとJR東京駅だった。

東京・日本橋には、ずらーっと連なった神輿の行列に、沿道を埋め尽くす多くの人が見られた。

お祭りでかなりにぎわい、見物客の中には外国人観光客の姿もあった。

フランスからの観光客:

すごいお祭りだよ。いい雰囲気だ。

週末、東京のど真ん中で行われた山王祭に多くの人が詰めかけ、普段車や人の往来が激しい東京の風景が一変した。

担ぎ手のかけ声「ホイホイ、ホイホイ」

東京都心に響く威勢のいい掛け声。

6月7日金曜日から開催されている「日本三大祭り」の1つ、「山王祭」だ。

2024年の見どころは、コロナ禍の影響もあり6年ぶりの開催となった「神輿担ぎ」。

重さ約1トンの神輿が向かった先は、JR東京駅だった。

駅の構内に流れ込んだ祭りの参加者たち。

建物の中では、かけ声が反響し、よりいっそう迫力を増した。

「ほら、下がって~!!」、「押すな、押すな!」の声も飛ぶ。

子どもを抱えた見物客からは「(子どもが)びっくりして、すごかったって拍手してました。本当にすごい勢いがあってよかった」との感想が聞かれた。

また、神輿を見た小学生くらいの男の子に感想を聞くと、「結構大きくて、担いでる人たちも結構かっこよかったし、重そうだったので、担いでいる人たちの腰が大丈夫か気になる」と感動とともに、担ぎ手の体を気遣っていた。

9日、取材班が訪れたのは、日本橋・日枝神社。

都心のビル群に囲まれたこの場所に不釣り合いな多くの神輿が集結した。

「行くぞ~」と、拍子木で三三七拍子を鳴らす。

祭りばやしがあたりに鳴り響くと、神輿の大行進がスタートした。

神職を先頭に、ずらーっと続く神輿の列。

警察による規制が行われるなど、厳戒態勢の中、祭りは進行する。

日本人の女性見物客:

ここのホテルに泊まっていたんですけど、ご飯買いに来て、お神輿が始まったので、何だろうと思ってきてみました。なかなかこういうお祭りってなかったので、それを見てたら何かこう、うれしくなっちゃって感動していました。

集まった見物客も、お祭りに大興奮の様子だった。

この日のメインイベントは、京橋から日本橋まで約1kmを練り歩く16基の神輿の大行進。

沿道には行進を一目見ようと集まった多くの人の姿があり、警察官が車道に出た見物客に向け、もうちょっと歩道に上がるよう規制する姿も見られた。

祭りの最中には、こんなトラブルも…。

交差点内に取り残されていたのは、1台の車。

実は、神輿が通る中央通りは車両規制がされていたものの、そこを交差する道路は通常通り車が通れる状態だったため、信号が変わるたびに行進はストップ。

少し進んでは止まり、少し進んでは止まり…を繰り返しながら、3時間ほどかけ神輿の大行進が都心を盛り上げた。

一方、沿道には多くの外国人観光客の姿もあり、「旅行中にこんな体験ができて素晴らしい」、「とても楽しいお祭りだね。次もできれば参加したいよ」という声が聞かれた。

今回のようなお祭りは、今後のインバウンドにどのような影響を与えるのか。

航空・旅行アナリストの鳥海高太朗氏は「今回、開催されることによって、この山王祭の認知度というのは非常に高くなったと思います。次回2年後の2026年の開催の時、これを目当てに来られる外国人観光客も出てくるのでは」と分析する。

(「イット!」 6月10日放送より)