「天下無双の傾奇者」上杉家ゆかりの戦国武将・前田慶次の「墓石」建立 供養祭に全国から約400人参列【山形発】

AI要約

前田慶次の413回忌供養祭が行われ、墓も新たに建立された。

慶次は加賀藩祖前田利家の甥であり、晩年は上杉家に仕えて米沢市で亡くなった。

墓所は山の中腹に整形された場所で、角田信朗さんが墓石を揮毫。

「天下無双の傾奇者」上杉家ゆかりの戦国武将・前田慶次の「墓石」建立 供養祭に全国から約400人参列【山形発】

上杉家ゆかりの戦国武将・前田慶次の413回忌供養祭が山形・米沢市の寺で行われた。2024年は、これにあわせて前田慶次の「墓」も新たに建立された。

前田慶次は、加賀藩祖・前田利家の甥。

晩年には上杉家に仕え、米沢市の堂森善光寺の近くで生涯を終えたとされている。

堂森善光寺では毎年6月4日に供養祭が行われていて、2024年は新たに建立された「慶次の墓」の開眼供養が行われた。

墓所となったのは、過去の調査の際に、山の中腹を人工的に整形した形跡から「慶次が埋葬されている可能性が極めて高い」とされた場所。

墓石には、慶次のファンとして知られる格闘家・角田信朗さんが揮ごうした。角田信朗さんは、「本当にずっしりと重い大役でした。命を削って書きました」と感想を語った。

413回忌法要には、地元の関係者や全国の愛好者約400人が参列し、「天下無双の傾奇者(かぶきもの)」といわれた慶次をイメージした華やかな服装の参列者も多く見られた。

埼玉県から参加した人は、「ここに来ているうちに仲間と会うようになって、毎年来るようになった。仲間とずっとここで会って元気で健康でいられるようにと願った」と笑顔で話した。

米澤前田慶次の会・齋藤博人会長は、「生き様がかっこいいと思うファンが全国に広がっていると思う。今年、墓所もできたので、多くの方々に来ていただければ」と期待を込める。

参列者たちは読経が響く中で焼香し、米沢ゆかりの武将・前田慶次をしのんでいた。

(さくらんぼテレビ)