「セックスレスで仲がいい夫婦」はありうるか…渡辺ペコ×ひうらさとるが語る「いい夫婦」

AI要約

11月22日は「いい夫婦」の日。マンガ『1122(いいふうふ)』が、30代半ばの共働き夫婦の日常を描き、セックスレスや婚外恋愛について問いかける。

ドラマ化される『1122 いいふうふ』では、セックスレスの夫婦が持つ秘密や「ふたりでいること」の重要性を描く。監督は今泉力哉、脚本は今泉かおりが担当。

『西園寺さんは家事をしない』も家事を通じて夫婦の関係を描いており、7月クールでドラマ化が決定。渡辺ペコとひうらさとるの特別対談も行われた。

「セックスレスで仲がいい夫婦」はありうるか…渡辺ペコ×ひうらさとるが語る「いい夫婦」

 https://amzn.to/3XftXAC11月22日は「いい夫婦」の日。

しかし「いい夫婦」ってなんだろう――。

 渡辺ペコさんのマンガ『1122(いいふうふ)』(講談社)は、30代半ばの共働き夫婦の日常を赤裸々に描き、読む人に衝撃を与えた。主人公は、仕事熱心でちょっとズボラなところもあるいちこ。彼女の夫・おとやは、優しく穏やかで、自他ともに認める家庭的な男性だ。結婚7年目、ズッ友で良き相棒でもある2人だが、実はいちこがセックスを拒んだことをきっかけにセックスレス状態になっていた。そんな2人の間には「婚外恋愛」を許可する協定があり、夫には美月という既婚者の恋人がいてーー。

 愛情、セックス、優しさ、信頼、ときめき、子ども……。夫婦関係を持続させるためには何が必要なのか。そもそも「いい夫婦」とは何なのか深く考えさせられる本作は、主役のいちこを高畑充希さん、おとやを岡田将生さんが演じ、6月14日からドラマが配信される。

 『1122 いいふうふ』2024年6月14日(金)、Prime Videoにて世界独占配信。

 妻・ウェブデザイナーの相原一子(高畑充希)、夫・文具メーカー勤務の相原二也(岡田将生は友達のようになんでも話せて仲の良い夫婦。セックスレスで子供がいなくても、ふたりの仲は問題ない…。しかし、2人には大きな“秘密”があった。「ふたりでいること」をあきらめないすべての人に届けたい、30代夫婦のリアル・ライフ。「結婚」という〈ハッピーエンド〉の続きにある物語。

 本作の実写化で監督を務めるのは、『窓辺にて』(22)、『アンダーカレント』(23)など引っ張りだこの今泉力哉。脚本には今泉監督の妻であり、監督作『聴こえてる、ふりをしただけ』(12)で、11人の子どもが審査員を務めるベルリン国際映画祭「ジェネレーションKプラス」部門で、準グランプリにあたる「子ども審査員賞」を受賞したキャリアをもつ今泉かおりが本作では脚本を務め、初の夫婦合作となる。

 「夫婦」にセックスも重要だが、なにより「生活」がある。「家事」の面で「夫婦」や「家族」について考えさせられるのがひうらさとるさんのマンガ『西園寺さんは家事をしない』(講談社)。本作も7月クールでのドラマ化が発表されたばかりだ。

 そこで、「いい夫婦」とは何かをテーマに、渡辺ペコさんとひうらさとるさんの特別対談を実施した。

 対談第1回は、ズバリ「セックスといい夫婦の関係」。渡辺ペコさんの『1122』のエピソードを踏まえながら、既婚者であるふたりに率直に語っていただいた。