サンシャイン水族館にコツメカワウソ「3兄弟」誕生!先月27日に出産、3年ぶり3回目

AI要約

サンシャイン水族館でコツメカワウソの赤ちゃん3頭が誕生し、親子の愛情深い様子や子育ての様子が紹介されている。

赤ちゃんたちは元気に成長し、飼育環境も整えられている。来場者も子育ての様子をリアルタイムで観察できるようになる予定だ。

カワウソ担当飼育スタッフは、夏頃には赤ちゃんたちが展示される予定であり、楽しさや喜びを共有することを期待している。

サンシャイン水族館にコツメカワウソ「3兄弟」誕生!先月27日に出産、3年ぶり3回目

 東京・池袋のサンシャイン水族館が6月5日、先月27日に同館でコツメカワウソの赤ちゃん3頭が誕生したことを発表した。同館のコツメカワウソの出産は2021年2月以来およそ3年ぶり。

 赤ちゃんは、同館の人気者メスのマハロ(9)とオスのラジャ(9)の間に生まれ、今回で夫婦の出産は3回目。マハロは27日9時頃に出産の兆候を見せ、10時30分頃に1頭目を出産。生まれてからは、父親のラジャも赤ちゃんを抱く様子を見せるなど、積極的に子どもたちの面倒を見ているという。

 ともに赤ちゃんのお尻をなめて排泄を促したり、ラジャが外から運び込んだワラをマハロが巣にセッティングしたり、両親が力を合わせて子育てに取り組んでいるおかげで赤ちゃんはすくすく成長。生後9日目に初めての健康診断が行われ、性別は3頭ともオスの元気な「3兄弟」であることが判明した。

 同館では巣材となるワラや天然芝の用意や、体が水に濡れるのを防ぐために床にすのこを引いて底上げするなど、マハロとラジャが安心して子育てできる環境を入念に準備。出産後も授乳でより多くの栄養が必要なマハロが、好きなタイミングでエサを食べられるよう、飼育スタッフお手製のフィーダーと呼ばれる給餌装置をあらかじめ設置した。

 現在は屋外エリア・マリンガーデン「カワウソたちの水辺」水槽のバックヤードで子育て中だが、バックヤードのモノクロの監視カメラをカラーに変更したほか、カラーカメラを1台増設して飼育スタッフが極力バックヤードに入らず様子を観察できるようになった。さらに、来場者がバックヤードの様子をリアルタイムで観察できるよう、今後はライブ映像が見られる館内特設モニターを設置予定。

 カワウソ担当飼育スタッフの芦刈治将さんは「夏頃には仔どもたちが展示面に出てくると思いますので、お客様にも授乳や仔育てや仔の成長の様子を水槽で見ていただけると思います。好奇心とちょっと怖いが行ったり来たりする仔どもたちを見ているのは飽きないと思います。好奇心旺盛で、とにかくやりたい事がたくさんできる “やんちゃ” なコツメカワウソに育ってほしいです」といい、サンシャイン水族館では「マハロ・ラジャ、新しく家族になった3頭の赤ちゃんたちを温かく見守ってください」と呼びかけている。