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“完璧”はダメ…!? 日本人初の「スピーチ界のアカデミー賞」受賞者が経験した衝撃的な挫折
日本人初のCSP受賞者であるリップシャッツ信元夏代さんのキャリアについて紹介。
信元さんがプロスピーカーとして賞を受賞するまでの経験や功績。
信元さんの伝え方に関する連載「伝え方を鍛える」の紹介と、プロスピーカーとしての活動について。
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スピーチの世界にアカデミー賞のような賞があることをご存じだろうか。
正確にいうと、プロスピーカー界のアカデミー賞と言われる「CSP®」(Certified Speaking Professional)というもので、秀逸なエリートスピーカーにのみ与えられる称号である。合格率は全体の17%という難しいもの。CSPを保持しているのは世界で数百人のみだ。
そのスピーカー界のアカデミー賞を日本人で初めて受賞した人がいる。
それが、NYでプロスピーカー&戦略コンサルタントとして活躍するリップシャッツ信元夏代さん。
信元さんは「日本生まれ日本育ち」にもかかわらず、国際スピーチコンテストではニューヨークの強豪を勝ち抜いて地区大会5連覇、TEDxTalkへの登壇などを経験し、世界で異文化コミュニケーションに関する基調講演に登壇している。
2021年に全米プロスピーカー協会ニューヨーク支部の理事、さらに全米プロスピーカー協会ニューヨーク支部初のアジア人理事に就任。そして2024年3月、スピーカー界のアカデミー賞とも言われる「CSP®」(Certified Speaking Professional)の称号を獲得した。
FRaU webでは、そんな信元さんが「伝え方」をブラッシュアップする方法を説く連載「伝え方を鍛える」を毎週月曜日にお届けしている。英語でも日本語でも、言いたいことを伝えるためには何が重要なのか、印象に残る話し方とはなにか。意識するだけでも変わるノウハウをテーマごとにお伝えいただいている。
今回は、先日一時帰国した信元さんに、日本人初のCSP受賞までの道のりをインタビュー。前編では、そもそもプロスピーカーとは何なのか、信元さんがプロスピーカーとして賞を受賞するに至るまでの経験をお伝えする。そこには「伝え方の極意」が隠されていた。以下、信元さんの言葉でお届けする。