「来年80歳を迎える母が、私に作ってくれた服」を手放す前にSNSで公開したら⇒「お母様、すごすぎます」と21万いいね

AI要約

宮西ちはる(@KimonoNuibito)さんが9月10日、X(旧Twitter)に来年80歳を迎える母親が仕立てた服の数々を投稿し、21万件を超える「いいね」を集めた。

お母さんが作った服は、ほとんどがファッション雑誌を参考に作られ、母の技術に驚きと感謝がある。

母には、趣味のものづくりを楽しんでいてほしいと宮西さんは思っている。

「来年80歳を迎える母が、私に作ってくれた服」を手放す前にSNSで公開したら⇒「お母様、すごすぎます」と21万いいね

「コスプレ界隈に見てもらえるかな~」そんな気持ちで投稿した服の写真が話題となっています。

宮西ちはる(@KimonoNuibito)さんが9月10日、X(旧Twitter)に来年80歳を迎える母親が仕立てた服の数々を投稿したところ、21万件を超える「いいね」が集まりました。ネット上では、「お母様、すごすぎます」「シルエットもキレイ 心を込めて作ってくれたんだろうなぁ」「めちゃくちゃ素敵な服で感動しました」などのコメントが寄せられています。

普段、和裁職人・和裁教室の講師として活躍している宮西さんは、

「来年80歳を迎える母が、私に作ってくれた服を数えたら、何枚になるんだろう…」

「私は51歳を迎え、そろそろ、さよならしようと思って写真を撮ったので見て欲しい!!」

「コスプレ界隈に見てもらえるかな~」

という文章とともに写真を投稿。

公開された写真には、コバルトブルーのワンピースや、茶色のワンピース、チャイナ服など、さまざまなデザインの洋服が写っています。

宮西さんは、これらの服の製作者であるお母さんについて「昭和40年代、香川のド田舎の洋裁教室で学んでから、令和の今まで、自分の服、私の服を楽しそうに作り続けています」とコメント。

お母さんが作った服は、ほとんどがファッション雑誌『レディーブティック』(ブティック社)に掲載されているものを参考に作られたそうです。

SNSで大きな反響があったことを受けて「皆さんの声に、もうしばらく置いておくことにしました!」と、当面は捨てるのをやめたことを報告しています。

――以前にも、お母様が作られたお洋服とさよならしようとして記念写真を撮ったこともあるということですが、いつ頃から記念写真を撮り始めたのでしょうか?

「数年前に一度。今回は、それ以来のことです」――9月10日に連続で投稿された服たちは、それぞれ何年ごろにお母様が作られたものなのでしょうか?

「コバルトブルーのワンピースは、まったく記憶にないのですが、和裁学校に通っていたころだと思うので、1993~1999年かなぁと。また、『これらの服は、コスプレしていたのではなく、着て和裁学校に通っていたの』と投稿した2着のワンピースもコバルトブルーのワンピースと同じです。チャイナ(服)の方は、もしかしたらもう少し後かも。元々、母のものをもらったので。そして、『和裁学校の入学式のために作ってもらって来て行った服』は、1993年です」

――お母様の服の中で宮西さまのお気に入りのものはありますか?

「難しい質問ですね。母が服を作るというのは、日常的なことで、私がレディブティックを見て、この生地はこの服にしてねと言って、好みの服を作ってもらっていたので、嫌いな服はないのです。それでも、捨ててしまった服もあるので、写真に撮った服はどれもお気に入りで、よく着ていた服です。全て胸躍る服でした。トキメキだったり、キュンキュンという言葉があっているかもしれないですね」

――「コスプレ界隈に見てもらえるかな~」という思いで写真の投稿をされたとのことですが、大きな反響が寄せられたことについての感想をお聞かせください。

「あまりの反響に、正直びっくりしています。また、反対に、私の方が、気付かされたこともありました。手作りの服を着られるということが、貴重なことなんだということと、母の技術って、すごいんだ~ということです。もちろん、常々、ありがたいことだと感謝はしていましたが、子供の頃からの日常すぎて、これほどだとは思いもしませんでした。母には、趣味のものづくりを、ずっと楽しんでいてほしいと思っています」