JBLによる「初のAVアンプ」を見た! シンプルかつ直感的な操作性と親しみやすい白いデザインは“エントリー”にもピッタリ

AI要約

ハーマンインターナショナルは新製品ラインナップを揃えた内覧会を開催

JBLの完全ワイヤレスイヤホンやAVアンプ、ハーマンカードンのサウンドバーを発売予定

JBL初のAVアンプ『MA9100HP』と『MA710』が特徴的な仕様を持って発表された

JBLによる「初のAVアンプ」を見た! シンプルかつ直感的な操作性と親しみやすい白いデザインは“エントリー”にもピッタリ

 ハーマンインターナショナルは今秋の新製品ラインナップを揃えた「HARMAN ExPLORE TOKYO2024 秋季新製品内覧会」を開催した。同社ではオートモーティブ、プロフェッショナル、コンシューマーの3つのジャンルで製品を販売しており、各分野で14のブランドを展開している。今回はその中からJBLの完全ワイヤレスイヤホン『TOUR PRO 3』やAVアンプの「MA」シリーズ、ハーマンカードンのサウンドバー『ENCHANT 1100』といった製品を発売予定という。

■JBLブランドの、初めてのAVアンプ

 その中から、JBL初のAVアンプ『MA9100HP』と『MA710』が発表された。どちらも“ラテ”と名付けられた白を基調にした本体カラーが特長で、これはモダンインテリアと調和し、圧迫感のない環境で映画や音楽を心ゆくまで楽しんでもらいたいという思いから採用している。

 付属のリモコンは、初めてAVアンプに触る人にも扱いやすいようボタンを極力シンプルなものに厳選、直感的な操作ができるようになっている。もちろんリモコン本体もラテ仕上げだ。

 AVアンプの機能としては、2モデルともドルビーアトモスとDTS:Xのイマーシブサラウンドを再生できる。なお、『MA9100HP』は9.2ch、『MA710』は7.2chモデルで、再生できるスピーカーの数には違いがある。

■ゲーム機も安心してつなげるHDMI入力を6つ搭載

 HDMI端子は、どちらも入力6系統で、8K/60Hzと4K/120Hz、さらにVRR/ALLM/QFT/HFR信号も受け付けるので、ゲーミング用にも活躍しそうだ。HDMI出力は『MA9100HP』が2系統、『MA710』は1系統を備えている。両機ともHDMI出力はeARC対応なので、テレビの音も高品質に再生してくれる。

 他にもワイヤレスでの音楽再生が可能で、BluetoothコーデックはaptX HDやaptX Adaptiveに対応済み。AirPlay経由でストリーミングサービスも楽しめるので、“いつでも音楽のある生活”が手に入る。

■ラテ仕上げのスピーカーも同時に発売

 また今回、「MA」シリーズと組み合わせるスピーカーとして、「Stage2」シリーズのラテ仕上げも発売される。既発売モデルのカラーバリエーションとして、フロアー型やブックシェルフ型など合計7モデルをラインナップしている。

 具体的には、トールボーイ型とブックシェルフ型が合計4モデルで、他にセンタースピーカーとドルビーアトモス用のイネーブルドスピーカー、さらにサブウーファーも揃えている。この中から自宅リビングに最適な組み合わせを選んで欲しいということだろう。

 展示会でAirPlayによるストリーミングとブルーレイのアニメ映画(ドルビーアトモス)を体験させてもらった。どちらのソースでも、くっきりしたキレの良い音が再現されているし、キャラクターの声もクリアーで迫力たっぷりに響いてくる。“ラテ”カラーという新しい提案と、それに相応しいサウンド体験ができるわけで、これならリビングでサラウンドを楽しみたいと思うユーザーも増えるのではないだろうか。