Ryzen 9000の上位モデルが登場するも品薄に、Ryzen 7000/5000シリーズは最大2万円を超える乱高下 [9月前半のCPU価格]

AI要約

Ryzen 9000シリーズの上位モデルが品薄になりつつある中、7000/5000シリーズは価格が乱高下している。

AMD Ryzen 9000の上位モデルが登場し、一部モデルは在庫不足に。同時に7000/5000シリーズの一部モデルが大幅な値動きを見せている。

Intelの第13世代も特売が行われており、第14世代も一部モデルが値下がりしている。

Ryzen 9000の上位モデルが登場するも品薄に、Ryzen 7000/5000シリーズは最大2万円を超える乱高下 [9月前半のCPU価格]

Ryzen 9000の上位モデルが登場するも品薄に、7000/5000シリーズは最大2万円を超える乱高下

 AMD Ryzen 9000の上位モデル、「Ryzen 9 9950X」および「Ryzen 9 9900X」が販売開始。4モデルが出揃った。

 「Ryzen 9 9950X」は16コア32スレッドで基本4.3GHz(最大5.7GHz)、「Ryzen 9 9900X」は12コア24スレッドで4.4GHz(5.6GHz)で、価格はそれぞれ119,800円、88,800円。ただし、発売当初から品薄が続いており、調査時点で「Ryzen 9 9950X」は在庫ショップ数2店、「Ryzen 9 9900X」は品切れだ。

 なお、前回調査で大幅な品薄とお伝えした「Ryzen 7 9700X」だが、「Ryzen 9 9950X/9900X」の発売後に在庫ショップ数が急増。シリーズ最下位の「Ryzen 5 9600X」は620円安の54,180円と、一部ショップでやや下がっている。

 値動きの面では、前回調査の翌週8月24日にRyzen 7000/5000の一部モデルが大幅安。「Ryzen 9 7900X3D」が10,020円安の69,780円、「Ryzen 7 7800X3D」が6,800円安の65,180円、「Ryzen 5 5600X」が6,220円安の18,580円、「Ryzen 5 5500」が3,820円安の14,980円を付けていた。

 ところが9月7日時点では、Ryzen 7000/5000が最大50%を越える極端な急騰。最上位「Ryzen 9 7950X3D」が20,500円高の108,480円、「Ryzen 9 7950X」が20,680円高の100,480円、「Ryzen 7 5700X」は値上がり率で今回最大となる11,580円(51.0%)高の34,280円に跳ね上がった。このほかは下表をご覧いただきたいが、繰り返される乱高下に怨嗟の声が聞こえてきそうだ。

□第13世代が大幅安

 Intelは、第13世代が一部ショップで特売。「Core i7-13700K」が4,500円安の58,480円、「Core i7-13700F」が4,980円安の54,800円、「Core i5-13600K」が4,100円安の43,880円、「Core i5-13400」が3,900円安の31,880円などだ。「Core i9-13900F」も再び69,980円となっている。ただし、第13世代の在庫ショップ数は全体的に少なくなった。

 第14世代は「Core i9-14900K」が2,580円安の89,800円と9万円を割ったほか、「Core i5-14500」が600円安の37,980円とやや下落。そのほかの最安値は横ばいとなっている。