「誤認誘発」「大量改行」「すり替え返品」フリマアプリで偽トレカ掴ます 4 つの手口

AI要約

トレーディングカード市場の急成長に伴い、フリマアプリでのトレカ取引に悪質行為が増加している現状。

フリマアプリでのトラブル事例として、偽造品や誤認を誘発する手法、キャンセル制度を悪用したすり替え返品などが紹介されている。

被害に遭わないためには、注意深く取引を行うことが必要である。

「誤認誘発」「大量改行」「すり替え返品」フリマアプリで偽トレカ掴ます 4 つの手口

 株式会社SODAは8月23日、フリマアプリでの最新トレカトラブル事例を公開した。

 トレーディングカード(トレカ)市場は近年、急速な成長を遂げ、「ポケモンカード」や「ワンピースカード」、「遊戯王」などのレアカードがコレクターや投資家から高い注目を集めたことで価格が高騰し、フリマアプリでのトレカ取引も増加の一途をたどっているが、それに伴いフリマアプリを悪用した悪質行為が蔓延し、被害に遭うユーザーが急増することとなった。

 過去にフリマアプリで購入したトレーディングカードのシングルカードが偽造品だったことがあるのは59.3%にものぼり、同社ではフリマアプリで横行する最新のトラブル事例を下記の通り紹介している。

・誤認を誘発する「レプリカ」「展示用」「観賞用」表記

 購入者に「偽物ではない」という誤った印象を与え、取引成立後に購入者から連絡が入っても「本物とは書いていない」と言い逃れをできる状況を作っている。

・誤認を誘発する ”不自然な改行”

 商品画像や商品説明文の上部を見る限り、レアなシングルカードの出品であるように思えるが、大量の改行のあとに「1パックのみの販売で、画像のシングルカードは付きません」と記載しているケース。

・画像と実物の不一致

 商品画像に高額レアカードの写真を使用し、説明文の目立たない箇所に小さく「画像は参考です」と記載するなどし、購入者が認識しにくいようにすると同時に「記載している」と言い逃れできる状況をつくっている。

・キャンセル制度を悪用した”すり替え返品”

 出品者が取引が成立してルールに従って配送後に、購入者から「偽物が届いた」とキャンセルを要求され、出品者が異議を唱えても購入者は言い逃れをし、運営に取引キャンセルを迫り、キャンセル要求が通った場合には返品時に偽造品を送り返す。