アービトラムでステーキング提案可決、新トークン「stARB」でガバナンスとセキュリティ強化へ

AI要約

ArbitrumのDAOでARBトークンのステーキング導入が可決された。

提案には25,000人以上が賛成し、新トークンの取得やガバナンス投票が可能となった。

ステーキングフレームワークはTallyプロトコルとして活用され、DeFiとの連携も進む。

アービトラムでステーキング提案可決、新トークン「stARB」でガバナンスとセキュリティ強化へ

アービトラム(Arbitrum)の分散型自律組織(DAO)で、アービトラムネットワークにおけるARBトークンのステーキング導入提案が8月15日に可決された。

この提案は事前確認「温度チェック(Temperature Check)」にて、25,000人以上が投票し、91%の賛成を得ている。

提案可決により、ARBトークン保有者はARBをステーキングすることで新トークン「stARB(Tally Protocol LST)」を取得し、これを使用してガバナンス投票やネットワークのセキュリティ強化が可能となった。

なおステーキングシステムは、DAO投票支援ツール「タリー(Tally)」のステーキングフレームワーク上に構築されており、アービトラムのガバナンスと料金構造に合わせてカスタマイズされているとのこと。

「stARB」は、報酬の自動複利運用や分散型金融(DeFi)におけるリステーキングを可能にするという。また「stARB」はスマートコントラクトにロックされている状態でもガバナンス権を保持し、DAOが投票力を再配分できる仕組みが導入されているとのことだ。

アービトラムは、イーサリアム(Ethereum)のレイヤー2スケーリングソリューション。同ネットワークでは、「オプティミスティックロールアップ(Optimistic Rollups)」を採用することでイーサリアムの安全性を保ちつつオフチェーンでの高速処理を実現している。