小学生もすでに生成AIを活用中! 生成AIを使いたい/使ってほしいのは何について調べるとき?【ベネッセ調べ】

AI要約

ベネッセコーポレーションが生成AIの認知、利用経験、利用意向、利用時の重要性などについて調査結果を公表した。小学3年生~6年生と保護者1,032組が回答し、生成AIの認知度に関しては前年とほぼ変化なし。

生成AIを知っている子どもや保護者に焦点を当て、子どもの約7割が生成AIを使用経験あり。保護者のうち約7割が肯定的な意見を持っており、子どもが生成AIを積極的に利用することに理解が広がっている。

保護者の理由によると、肯定的な要因の上位は新技術の活用機会、否定的な要因の上位は自ら考えなくなる可能性。子どものほとんどが今後も生成AIを利用したいと考えており、使用時には個人情報の入力や情報の信憑性を重視している。

小学生もすでに生成AIを活用中! 生成AIを使いたい/使ってほしいのは何について調べるとき?【ベネッセ調べ】

ベネッセコーポレーションは、ChatGPTなどの生成AIの認知、利用経験や今後の利用意向、利用する上で大事だと思うことなどについて調査結果を発表した。全国の小学3年生~小学6年生とその保護者1,032組が回答している。

 

まず「生成AIの認知」を小学生および保護者に聞くと、子どもの23%が生成AIを「知っている」、保護者の53%が「知っている」とし、前年調査と比べ大きな変化はなかった。

以降は、生成AIを「知っている」と回答した子ども233人と保護者542人に質問対象者を絞っている。まず小学生に「利用経験」を聞くと「まったく使ったことがない」29%で、7割超が使用経験があった。

保護者に「子どもが生成AIを利用することに対する意見」を聞くと、「積極的に使ってほしい」14%、「少し使ってみてほしい」52%で、前年より10ポイントアップしていた。否定的な意見(あまり使ってほしくない+まったく使ってほしくない)は24%にとどまる。

 

生成AIを「知っている」と回答した保護者542名のうち、前問にて今後の生成AIの利用に肯定的な回答をした保護者と、否定的な回答をした保護者のそれぞれに理由を聞くと肯定的な理由上位は「新しい技術の活用力を養うよい機会になりそうだから」35%、否定的な理由上位は「自分で考えなくなりそうだから」48%だった。

子ども233人に「今後も生成AIを使いたいか」を聞くと、「たくさん使いたい」28%、「少し使ってみたい」60%と、約9割が肯定的だ。

最後に「どのようなときに生成AIを使いたいか」「生成AIを使うときに大事だと思うこと」を聞くと、使いたいときは親子とも「好きなことについて調べるとき」、大事なのは子どもは「個人情報を入力しない」、保護者は「正しい情報かどうか確かめる」が最多だった。

 

・【調査対象】小学3年生~6年生とその保護者

・【調査方法】インターネットでのアンケート調査

・【調査時期】2024年6月24日~26日

・【有効回答数】1,032組