分散型オーダーブック「Orderly Network」、TGE前に500万ドルの資金調達

AI要約

DeFi(分散型金融)開発者向けの分散型オーダーブックプロトコル「オーダリーネットワーク(Orderly Network)」が、500万ドル(約7.4億円)の資金調達実施を8月15日に発表した。

「オーダリーネットワーク」は、ブロックチェーン全体で流動性を一つのオーダブックに統合するオムニチェーン取引インフラストラクチャの提供を目指している分散型オーダーブックプロトコル。

「オーダリーネットワーク」は現在、ポリゴン(Polygon)、アービトラム(Arbitrum)、オプティミズム(Optimism)、ベース(Base)、イーサリアム(Ethereum)メインネット、マントル(Mantle)の6つのチェーンをサポートしている。

分散型オーダーブック「Orderly Network」、TGE前に500万ドルの資金調達

DeFi(分散型金融)開発者向けの分散型オーダーブックプロトコル「オーダリーネットワーク(Orderly Network)」が、500万ドル(約7.4億円)の資金調達実施を8月15日に発表した。

発表によるとこの調達は、OKXベンチャーズ(OKX Ventures)をはじめマニフォールドトレーディング(Manifold Trading)、ペレストラボ(Presto Labs)、LTP、ノマドキャピタル(Nomad Capital)、オリジンプロトコル(Origin Protocol)等の投資家より行ったという。

なお「オーダリーネットワーク」は、2022年6月にシードラウンドにて2,000万ドルを調達している。なおその際は、パンテラ(Pantera)、セコイアチャイナ(Sequoia China)、レーザーデジタル(Laser Digital)、ドラゴンフライ(Dragonfly)、ジャンプ(Jump)などの著名機関投資家らが同ラウンドに参加している。

「オーダリーネットワーク」は、ブロックチェーン全体で流動性を一つのオーダブックに統合するオムニチェーン取引インフラストラクチャの提供を目指している分散型オーダーブックプロトコル。

同プロトコルではレイヤーゼロ(LayerZero)の技術を活用し、取引を実行するためにトークンがチェーン間を移動する必要がないように設計されている。そのためトランザクションデータ、ユーザーデータ、残高、取引データなどを中継するクロスチェーンメッセージのみが送信されるとのこと。

これによりトレーダーは、セルフカストディのまま現在のチェーンからトークンを移動することなく、使い慣れたオーダーブック型の取引インターフェースを利用し、他の異なるチェーン上の取引相手と取引可能になる。

ちなみに「オーダリーネットワーク」は近日中に、10 億ドル相当となる独自トークン「ORDER」のトークン生成イベント(TGE)を実施する。トークン総供給量のうち、13.3%がエアドロップに割り当てられることが決定している。

「オーダリーネットワーク」は現在、ポリゴン(Polygon)、アービトラム(Arbitrum)、オプティミズム(Optimism)、ベース(Base)、イーサリアム(Ethereum)メインネット、マントル(Mantle)の6つのチェーンをサポートしている。

なお「オーダリーネットワーク」では、OPスタック(OP Stack)上に構築されたOrderly app chain(Orderly Settlement layer)を介して全ての取引がオンチェーンで決済されている。

また同プロトコルはレイヤーゼロのメッセージング全体の28%、セレスティア(Celestia)の取引量の40%を占めているとのことだ。