Windowsでも「Adobe PostScript Type1」フォントが非推奨に

AI要約

MicrosoftはWindowsで「Adobe PostScript Type1」フォントを非推奨とすると発表した。

「Type 1」フォントは1996年以降使われなくなり、2023年にはAdobeもサポートを終了する予定だ。

Windows 10/11では「Type 1」フォントを利用できるが、将来のバージョンでは使えなくなる見込みで、Microsoftは利用を避けるよう呼び掛けている。

Windowsでも「Adobe PostScript Type1」フォントが非推奨に

 米Microsoftは8月5日(現地時間)、Windowsで「Adobe PostScript Type1」フォントを非推奨とすると発表した。

 「Type 1」(PS1、T1、Multiple Master、MMとも)は1984年、Adobeが「PostScript」のために開発・発表したフォント形式。「PostScript」対応のDTPソフトやプリンターとともに広く普及したが、同社が1996年、より汎用性の高い「OpenType」フォントを製品で採用するようになってからは使われなくなっていた。Adobeによる対応も2023年1月に打ち切られており、ほとんどのWebブラウザーとモバイルOSはすでに「Type 1」フォントをサポートしていない。

 Windows 10/11では依然「Type 1」フォントを利用できるが、将来バージョンのリリースでは使えなくなる見込み。Microsoftは「Type 1」フォントへの依存を避けるよう呼び掛けている。

 現在インストールされているフォントを確認するには、「設定」アプリの[個人用設定]-[フォント]ページへアクセスする。「Type 1」フォントの削除でアプリが動作しなくなった場合は、アプリのベンダーまたはAdobeへ問い合わせるとよいだろう。