[car audio newcomer]トヨタ RAV4(もちさん)by Warps 前編

AI要約

もちさんはRAV4の純正オーディオに物足りなさを感じ、ワープスというショップでオーディオのグレードアップを決意する。

知人の勧めもありワープスに向かったもちさんは、スピーカーの選定を通して好みのサウンドを探していく。

ショップスタッフとのコミュニケーションを通じて、最適なスピーカーを選び出すもちさんの物語。

[car audio newcomer]トヨタ RAV4(もちさん)by Warps 前編

RAV4の純正オーディオがもの足りなくてオーディオのグレードアップを思いついたもちさん。知人の勧めもあって広島県のWarps(ワープス)にやって来て、ショップスタッフに引き出されるように好みのサウンド&スピーカーを選び出していく過程を経験する。

◆純正オーディオの音にもの足りなさを感じる、愛車のサウンド改善のためにグレードアップ開始

クルマ好きのもちさん、新しく愛車を乗り換えるにあたって次期車種としてリストアップしたのは4WD。しかもリフトアップやオフ系タイヤを履きこなしたカスタム4WDに憧れて物色した。

「まわりにはロワードしているクルマも多いけど、次に買うのはリフトアップした4WDと決めてたんです。最初はラングラーやランクルなど、欲しいクルマは色々あったけど、初めての4WDだったらRAV4がちょうど良いかなと思って選びました」

ワイルドな4WDのイメージを持ちつつカスタムベースとしても魅力的なRAV4はもちさんにとってベストな選択になったようだ。グレードにもこだわって特別仕様車であるAdventure“OFFROAD package ll”を選ぶことになる。こうして満足の内外装デザインや仕様を手に入れたのだが、ひとつ気になるポイントがあったという。

「クルマにはすごく満足していたんですが、ひとつだけ気になったのがオーディオの音でした。以前乗っていたクルマではあまり感じなかったのですが音に違和感があるんです。なんだか音がスカスカして薄い気がしたんです。いつも聴いている曲を再生しても“もの足りなく”感じてしまうんです。あれっ、このもの足りなさは何なの? と思っていました」

純正オーディオの音に疑問を持ったもちさんは、まずはカー用品店に行って、オーディオのグレードアップはどうするのかをチェックすることにした。

◆オーディオグレードアップに迷っていると、知人がオススメのプロショップを紹介してくれる

カー用品店に行くとオーディオのコーナーがあり色々なパーツが展示されている。しかし、自分はどれを選べば良いのか、どんなグレードアップをすると良い音にできるかがピンとこなかった。

「オーディオの知識がそれほど無かったので、どこをどうしていけば良いのかがわからなかったんです。結局カー用品店ではパーツ替えられませんでした。そこでSNSでどれを選んだら良いのかがわからないことを正直にアップしたんです。すると知人がすぐに反応してくれてワープスを紹介されたんです」

オーディオプロショップの経験は無かったもちさんだったが、知人のアドバイスもあり興味を持つ。しかも「オーディオのグレードアップを考えてるのなら絶対ワープスが良いよ!」と強くプッシュしてくれるのもあって、興味がわいてきたショップに行って相談することにした。

「その知人はオーディオもしっかり作り込んでいて、トランクにもインストールしているんです。オーディオの音も試聴させてもらったりして、いろいろアドバイスをもらっていて信頼していました。それでワープスには一緒に行ってもらうことにしたんです」

いよいよワープスに行くことにしたもちさん、グレードアップの手法として考えたのはスピーカー交換だった。

「とにかくスピーカーを交換すれば音は良くなると思いました。ただ、どのスピーカーを選んだら良いのかなど、わからないことも多くてワープスに行くまではちょっと迷っていました」

◆ショップでは音楽の話をしているうちにオーナーに合うスピーカーが選び出される

ワープスではスタッフとRAV4の純正サウンドの話、スピーカー交換の疑問など、それまで思っていたことを話して相談を開始。するとショップで最初に見せられたのはトヨタの純正スピーカーだった。

「クルマから取り外した純正スピーカーの現物を見せられたんです。手に取ってみるとすごくチープでした……」

次に見せられたのはアフターパーツのスピーカー。各部の作りや素材などを見るとその違いは一目瞭然だった。

「アフターのスピーカーも見せてもらったんですが、作りが全然違うんです。すごく高級そうでした。その時にユニットやブランドの知識はほとんど無かったのですが、その違いはすぐにわかりました」

アフターパーツのスピーカーが良いことはわかった。しかしどのモデルを選べば良いのかがまだわからないもちさん。そこでショップのスタッフからはいろいろ質問をされる。その中で“どんな音が好きなのか?”“どんなアーティストを良く聴くのか?”といった何気ない会話が続いていく。

「藤井風やキングヌーなどが好きだとか、ベースの音がしっかり聞こえるのが心地良いとか、スカスカした音じゃ無く低音がしっかりと聞こえる音が聴きたいとか、音楽の聴き方に関してショップでいろいろ話したんです。すると“ブラムが合うと思いますよ”と提案されたんです」

普通の会話の中から、ユーザーに合うスピーカーはどれなのかを的確に選び出すのもプロショップの力量。スピーカー選びに迷っていたもちさんだったが、音楽の好みや音の趣向などをさりげなく聞きだした上で、プロショップから的確なモデルが提示された。次回の後編では取り付けから音の進化までを紹介して行くこととしよう。

土田康弘|ライター

デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後に出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務。独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がけ、カーオーディオ雑誌の編集長も請負。現在もカーオーディオをはじめとしたライティング中心に活動中。