ルータを買い替えたのに通信状況が不調です……どうしたらいいですか?【専門家が解説】

AI要約

ルータの買い替えでトラブルを避けるためには、引っ越し機能を持つルータを選ぶことが重要。

引っ越し機能の操作方法はメーカーごとに異なるので、マニュアルや公式Webサイトを参照する必要がある。

ルータの不調解消のためには、ファームウェアのバージョンアップや工場出荷値へのリセットなどの対処方法がある。

ルータを買い替えたのに通信状況が不調です……どうしたらいいですか?【専門家が解説】

ルータを買い替えたのに、通信状況が不調なときの対応について、LAN/無線LANの専門家で「All About」ガイドの岡田庄司が解説します。

(今回の質問)

ルータを買い替えたのに通信状況が不調……なぜ?

(回答)

ルータの買い替えでトラブルを避けるには、できるだけの無線の引っ越し機能があるルータを利用してください。すでに他機種を購入し不調の場合は、以下の方法で改善してください。

どういうことなのか、以下で詳しく解説します。

Buffaloは「無線引っ越し機能」、NECのAtermは「Wi-Fi設定引越し機能」といった、引っ越し機能に対応しているルータを購入することをおすすめします。

引っ越しができるのは、基本的に同一メーカーの引っ越しに対応している機種間になりますが、異メーカーの機種でも引っ越しができる場合もあります。操作方法は、メーカーごとに異なるので、マニュアルやメーカーの公式Webサイトなどを参照してください。

新しいルータに引っ越し機能がない場合は、以下の方法を試してみてください。

まずは、新しく購入したルータのファームウェアのバージョンアップを行ってください。買い替えて不調の場合は、Web経由でのバージョンアップができないので、ほかの環境でメーカーのサイトよりバージョンアップ用のファイルをダウンロードして対処してください。不調のルータの設定画面でダウンロードしたファイルを指定してバージョンアップを行います。

本体をリセットして工場出荷値に戻してください。一般的には、リセットスイッチを押して工場出荷値に戻します。具体的な、方法はメーカーごとに異なるので、マニュアルを確認してください。工場出荷値に戻すのは、数分かかるので、焦らず終了するまで待ちましょう。

また、ルータにあるスイッチ類もマニュアルを見て、工場出荷の状態になっているか確認してください。

ルータの入れ替えで、入れ替え前のルータを取り外し、新しいルータを接続していると思います。ここで、プロバイダから提供されているONUまたはモデムの電源、およびルータの電源をコンセントから抜きます。さらに、ONUまたはモデムからルータへのLANケーブルを取り外してください。この状態で30分以上放置します。

これは、プロバイダ側に保存されている設定を消去するためです。