TIS、経費精算クラウド「Spendia」に請求書発行機能を追加 全銀EDIシステムへの対応も
TIS株式会社は、経営管理サービス群「ACTIONARISE」のクラウド型経費精算システム「Spendia」の機能強化を発表。新たに17機能を追加し、請求書発行や全銀EDIシステム対応などを強化。
「Spendia」は20年以上の知見を活かし開発され、日本の制度や商習慣に合わせた経費精算クラウドサービス。大企業向けの要件にも柔軟に対応可能で、スマートフォンでも利用可能。
機能強化では、請求書発行機能やZEDI対応などを強化。請求書発行からデジタル化の推進までをサポートし、業務効率化と経理業務の負荷軽減につなげる。
TIS株式会社は1日、経営管理サービス群「ACTIONARISE」のクラウド型経費精算システム「Spendia（スペンディア）」を機能強化したと発表した。インボイス制度に対応した請求書発行機能や、全銀EDIシステム（ZEDI）対応機能など、新たに17機能を追加している。
「Spendia」は、TISが経費精算システムを20年以上提供してきた知見をもとに、日本の制度や商習慣に合わせて開発した経費精算クラウドサービス。SaaSでありながら、大企業ならではの要件にも対応できるさまざまな機能と柔軟性を持つ点が特徴で、スマートフォンでも経費精算を完了できる利便性も備えているという。
今回の機能強化では、これまで「Spendia」で提供していた請求書受領・経費精算の機能に加えて、新たに請求書発行までサービスの範囲を拡大。デジタルインボイスの標準仕様であるPeppolとZEDIへの対応による電子インボイスの普及とデジタル化を推進することで、法改正への対応と経理業務の負荷軽減および業務効率化を支援するとのこと。
請求書発行機能では、取引先に対する請求伝票作成およびインボイスの発行機能を提供し、請求書の受領から発行までをサポート可能になった。請求書発行の申請・承認ワークフローや請求書のレイアウトは自由に変更でき、ワンクリックで請求書（PDF）の出力・ダウンロードを行える。また、請求先や入金情報、請求先担当者などの情報のマスタ登録にも対応したとのこと。
ZEDI対応では、取引先から受領したデジタルインボイスをもとに、一般社団法人全国銀行資金決済ネットワークの標準仕様に対応した銀行振込データ（支払通知番号や請求書番号、振込口座・金額等情報を含む）を自動作成できるようになった。受取企業が銀行振込データから取引内容の確認を行えるので、問い合わせ対応の削減に寄与するとしている。
加えて今回は、すでに入力した情報に基づいて、入力不要な項目の表示を自動的に制御する機能に対応。規定やポリシーに沿ったデータを自動設定でき、入力ミスの減少による入力精度の向上やコンプライアンス向上を図れるとのことだ。
