ピエガ、同軸リボンユニット搭載のダイポールスピーカー「Master Line Source2 GEN2」

AI要約

フューレンコーディネートは、同社が取り扱うスイス・PIEGA(ピエガ)ブランドより、3ウェイスピーカー「Master Line Source2 GEN2」を発売する。

設計やアップデートされた要素、音響設計などについて紹介。

スピーカーの特徴や仕様、デザイン、サイズ、推奨アンプ出力などについてまとめられている。

ピエガ、同軸リボンユニット搭載のダイポールスピーカー「Master Line Source2 GEN2」

フューレンコーディネートは、同社が取り扱うスイス・PIEGA(ピエガ)ブランドより、独自のリボンユニットによるラインソースドライバーとUHQDウーファー、パッシブラジエーターを搭載する3ウェイスピーカー「Master Line Source2 GEN2」を発売する。価格は18,700,000円(ペア・税込)。

2016年に発売された「Master Line Source2」の後継機にあたり、ユニットは前モデルと共通だが、キャビネットサイズが高さが少し低く、幅も少し狭く設計されたほか、ネットワーク回路、背面の音響レンズなどがアップデートされている。

音響設計は、Coax GEN2シリーズを手掛けたRoger Kessler(ロジャー・ケスラー)氏が担当。またデザインは、ACE、Premium、Coax等のデザインを手掛けてきた建築家のStephan Hürlemann(ステファン・ヒュルレマン)氏が手掛けている。

中高域は同軸のリボンユニット「211」で、複雑なスプレーエッチングプロセスでエッチングされた非常に薄いアルミ箔の振動板と、複数のフラットコイルから構成される。20μmの厚さの膜がボイスコイルとともに実際のドライバーとして機能し、インパルス動作と優れた解像度を生み出すとしている。

リボンユニットは縦に4基並んだラインソース・ドライバーで、背面に音響レンズを搭載。ダイポールスピーカーとなっており、後方に放射される中高域を自然に拡散するよう設計されている。回折と反射を利用して音を分散するため、壁の近くにもスピーカーを配置できるとしている。

ウーファーユニットは220mmのUHQDウーファーで前面に2基搭載。背面は同構造の2つのパッシブラジエーターを搭載している。

またキャビネットは内部ブレーシングを見直しさらなる堅牢さを獲得。すべての音符、楽器、声を明瞭かつ正確に再生するとともに、小音量でも優れたダイナミクスを備え、正確でディテール豊かな深みのある低音を生み出すとアピールしている。

サイズは1690H×290W×455Dmm、質量は98kg(1本)。バイワイヤリング対応のオリジナルターミナルを採用する。仕上げはシルバーのほか、ブラック、ホワイト、ゼブラウッド仕上げを用意。推奨アンプ出力は20-500W、能率は92dB/W/m、インピーダンスは4Ω。再生周波数特性は20Hz-50kHz、クロスオーバー周波数は430Hz/3kHzとなっている。