大人気で一時品薄に! DAISO初のトレーディングカードゲーム「蟲神器」を生んだ100円以上の価値とこだわり

AI要約

『蟲神器』は、100円ショップDAISOで販売されているTCGで、男女を問わず幅広い年齢層に人気を集めている。

開発チームは遊びながら学べるTCGを目指し、シンプルなルールと奥深いゲーム性を備えたゲームを作り上げた。

ゲーム内の3つの属性(赤、青、緑)にはじゃんけんの要素があり、キャラクターごとに個性的な虫の種類が設定されている。

大人気で一時品薄に! DAISO初のトレーディングカードゲーム「蟲神器」を生んだ100円以上の価値とこだわり

100円ショップDAISOで販売されている本格的なオリジナルトレーディングカードゲーム(以下、TCG)『蟲神器』。2022年11月の発売後に在庫が安定しないほどの人気を誇り、男女を問わず、子どもから大人まで楽しめるカードゲームとして話題を呼んでいる。

今回は『蟲神器』の開発を行った株式会社 大創出版 代表取締役 西田大さん、同社ゲームディレクター扇 優平さん、ゲームデザイナーNIZAさんの3名に、企画からヒットに至るまでの道のりや、今後の展望についてお話を聞いた。

*本稿はVoicyで配信中の音声コンテンツ「DIMEヒット商品総研」から一部の内容を要約、抜粋したものです。全内容はVoicyから聴くことができます。

『蟲神器』を手掛けたのは、DAISOの出版部門の商品開発を担う大創出版。同社では、懸賞付きのパズル雑誌、携帯電話の保護ガラス、カレンダーなどの企画、開発、編集、制作を行なっている。ゲームの特徴について、3名はそれぞれこう話す。

「『蟲神器』は、100円ショップ DAISOで初めてのTCGです。『遊んで学べるTCG』を目指して、ルールはできるだけシンプルにしました。

奥が深いゲーム性と、モチーフを身近な虫にすることで、昆虫などの生物に触れて学べることを重視しています。開発の段階で、ゲームをおもしろくしていくことに加え、世界観を持たせることで、ゲームに学ぶ要素を取り入れたかったんです」(西田さん)

「赤(肉食)と青(蜜を吸う)と緑(草食)、三属性の3色の虫が戦い合うゲームです。その虫を『術カード』や『強化カード』といったカードでサポートします。」

この3つの属性は、赤は緑に強く、緑は青に強いという、じゃんけんの三すくみ構造のようになっていて、逆転要素も盛り込んでいます」(NIZAさん)

「各属性にキャラクターを設定しており、青を担当するのが篝 夏音(かがりかのん)、赤を担当するのが拝 蓮司(おがみれんじ)、緑を担当するのが蠱塚 天牛(こづかてんご)です。

キャラクターごとに自分の得意な虫の種類を設定することで、プレイヤーから見て『僕もこのキャラクターみたいに戦いたい』と目指してもらえればと思っています」(扇さん)