「Galaxy Z Flip6/Z Fold6」もdocomoロゴなし 背面の“共通・シンプル化”が進む

AI要約

サムスン電子の最新折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Flip6」と「Galaxy Z Fold6」が、ドコモとauから7月下旬以降に発売される。

新モデルでは、キャリア向けモデルもオープンマーケット向けモデルも、外観が同じであり、ロゴや表記が省かれ、IMEIのみが印字されている。

共通の外観を採用するAndroidスマートフォンが増加しており、ドコモのロゴは2024年から機種に表示されなくなっている。

「Galaxy Z Flip6/Z Fold6」もdocomoロゴなし 背面の“共通・シンプル化”が進む

 サムスン電子の最新折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Flip6」と「Galaxy Z Fold6」が、ドコモとauから7月下旬以降に発売される。

 今回の新モデル、外観で注目すべき点がある。それは、オープンマーケット向けモデルも、キャリア向けモデルも、同じ外観であることだ。キャリアが扱うモデルは、ドコモならdocomoロゴ、auなら型番の表記が入っていることがあったが、今回の新モデルではそれらの表記はない。さらに、FeliCaマークもなくなっており、本体背面にはIMEI(端末識別番号)が印字されているのみとなっている。

 docomoロゴに関しては、2024年5月以降に発売した機種からなくなっており、Galaxy Z Flip6とGalaxy Z Fold6も同様の措置となった。

 販路によって共通の外観を採用するのはiPhoneやPixelがおなじみだが、Pixel以外のAndroidスマートフォンも、この流れが進みつつある。2024年夏モデルでいうと、シャープの「AQUOS R9」と「AQUOS wish4」、ソニーの「Xperia 1 VI」と「Xperia 10 VI」もキャリアロゴや型番表記がなく、複数キャリアで共通の外観を採用している。

 docomoのロゴを外した理由について、ドコモは「共通の部材に変更することで廃棄部材の削減や開発コスト・工数を削減すること」「販売やアフターサービスへの影響やユーザーニーズも鑑みたこと」を挙げる。共通の部材を採用することで、在庫を柔軟に管理する、修理用の部品を調達しやすくなる、といったメリットが想定される。

 デザイン性の面でも、ノイズが少ないシンプルなものの方が見栄えがいいと感じる人は多いだろう。スマホ背面の「共通化」と「シンプル化」の動きは今後も続きそうだ。