「IVS2024 LAUNCHPAD」で宇宙スタートアップが2位と5位にランクイン–衛星ビジネスに存在感

AI要約

IVS2024 KYOTOは、起業家や投資家、スタートアップを対象にした大規模カンファレンスで、1万人を超える参加者と600名のスピーカーが集まった。

LAUNCHPADは、300社以上が応募し、選ばれた15社が自社プロダクトをプレゼン。優勝はRENATUS ROBOTICSが獲得。

LAUNCHPADには宇宙スタートアップも参加し、SolafuneやPenetratorなどが活躍。宇宙ビジネスへの関心が高まっている。

「IVS2024 LAUNCHPAD」で宇宙スタートアップが2位と5位にランクイン–衛星ビジネスに存在感

起業家や投資家、スタートアップなどに関わるすべての人々を対象にした大規模カンファレンス「IVS2024 KYOTO」が、7月4日~6日の3日間にわたり京都で開催された。IVS運営によれば参加申込数は1万人を超え、200近いセッションに約600名のスピーカーが登壇したという。

 IVSの目玉コンテンツが、次世代の起業家の登竜門ともいわれるピッチイベント「LAUNCHPAD」だ。2024年は300社以上(海外比率20%)の応募があり、選ばれた15社の決勝進出者が、自社プロダクトや熱い思いを6分間のプレゼンテーションで披露した。

 その中から、大規模・超高密度な自動倉庫システム「RENATUS」を手がけるRENATUS ROBOTICSが審査員から高い評価を得て、優勝を果たした。

 今回のLAUNCHPADで印象的だったのが、15社のうち3社が宇宙スタートアップだったこと。衛星データ解析プラットフォーム「Solafune」を提供するSolafune、衛星データを活用して不動産取引を支援する「WHERE」を提供するPenetrator、衛星データによって近くの駐車場が見つかる「at PORT」などを展開するランディットだ。

 LAUNCHPADでは最終的に、Solafuneが2位に、Penetratorが5位にランクイン。3社とも衛星データを活用したスタートアップで、すべての産業における宇宙ビジネスの関心や存在感が高まっていることを感じられる結果となった。なお、IVS2024では宇宙ビジネスに特化したセッションも設けられ、ステージには多くの来場者が詰めかけた。この模様も後日記事にてお届けする。