SmartHR、ID管理領域に参入

AI要約

SmartHRは労務管理・タレントマネジメントに新プロダクトを発表。

新機能としてID管理の拡充や外部サービス連携を強化。

2025年には約214億円の資金調達も計画。

SmartHR、ID管理領域に参入

SmartHRは1日、ID管理領域への新規参入など、労務管理・タレントマネジメントの新プロダクトを発表した。

同社が展開するクラウド人事労務ソフト「SmartHR」は、採用管理の情報から内定者の雇用契約や入社手続きを効率化する労務管理機能を軸に、年末調整などの労務手続きをデータとして蓄積。さらに従業員データを活用した「人事評価」や「従業員サーベイ」「配置シミュレーション」「スキル管理」などのタレントマネジメント機能も強化している。

今回、外部サービスの活用を効率化する情報システムや、従業員に対する確実な情報共有など事業領域の拡大を発表。まずは今夏に「ID管理のIdP機能(シングルサインオン)」をリリースする。同機能は、SmartHRのアカウントで外部サービスへのアクセスを実現するもので、SmartHRへログインするだけで、他社の経費精算SaaSや顧客管理SaaS、勤怠管理SaaSなども利用可能にする。

今秋には、「従業員ポータル」も開始。SmartHRにログインした従業員の業務の入口になる機能で、各種手続きに関する申請業務や社内のお知らせ確認のほか、IdP機能を通じた外部アプリへのスムーズなログインなど、あらゆる業務の窓口として整備する。

2025年には「勤怠管理」に対応。SmartHRの従業員データと連携した勤怠管理により、人事異動や組織変更に伴う従業員データと勤怠管理システムの二重管理が不要となるという。あわせて、約214億円規模の資金調達も発表している。