自社開発の生成AI「Heron」で完全自動運転車両を目指すTURING、15億円を調達
AI要約
完全自動運転車両の開発、販売を目指すTURINGは、プレシリーズAラウンドの後半として15億円の資金を調達し、最終調達額は45億3800万円となる。
チューリングは、E2Eの自動運転開発に取り組み、自社開発のマルチモーダル生成AI「Heron」を活用してレベル5の完全自動運転を目指す。
今回調達した資金は、大規模GPUクラスタの構築や自動運転システムの開発、人材採用などに活用される。
完全自動運転車両の開発、販売を目指すTURING（チューリング）は7月1日、X＆KSKなどの複数の投資家から、プレシリーズAラウンドの後半として15億円の資金を調達したと発表した。
プレシリーズAラウンドの最終調達額は45億3800万円としている。
チューリングは、カメラから取得したデータのみでステアリング、アクセル、ブレーキなど、運転に必要なすべての判断をAIが行うE2E（End-to-End）の自動運転開発に取り組むスタートアップ。
自社開発のマルチモーダル生成AI「Heron」を活用し、走行データに存在しない状況でも倫理的に対応可能なシステムを構築。ルールベースでは困難なレベル5の完全自動運転実現を目指している。
今回調達した資金は、前半ラウンドに引き続き、Heron専用の計算基盤として2024年秋の稼働開始を予定する大規模GPUクラスタ「Gaggle Cluster」の構築や、2025年に人間の介入なしで都内を30分間走行できる自動運転システムを開発するプロジェクト「Tokyo30」の実行、取り組みを加速させるMLエンジニアを中心とした人材採用に充てるという。
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