【ミニレビュー】NAGAOKA レコード用クリーナー&クリーニング洗浄液

AI要約

湿式レコード用クリーナー「WCL222」と、クリアトーンウォーター「SPW01」を使用すると、パチパチノイズが激減し、音場がクリアになり、楽器間の混濁が解消される。

「WCL222」を使用することで、元々綺麗な盤でも音場がクリアになり、各楽音の鮮度感・密度感がアップし、ホールトーンやパーカッション、中低弦の音質も向上する。

ブラシの細さと量が効果的であり、価格以上の性能を持っている。

【ミニレビュー】NAGAOKA レコード用クリーナー&クリーニング洗浄液

今話題のアクセサリーを毎週ピックアップして、音質改善のポイントをコンパクトにご紹介する「オーディオアクセサリーひとくちレビュー」。今回は、日本の歴史あるアナログブランド・NAGAOKA(ナガオカ)から、湿式レコード用クリーナー「WCL222」と、クリアトーンウォーター「SPW01」の使いこなしをレポート。

パチパチノイズも激減し音場全体がクリアに

半世紀以上の歴史を誇る定番「アルジャント」シリーズに、細さ0.01mmの特殊素材ブラシを約12万本セットしたWETクリーナー「WCL222」が新しく登場した。

中古のかなり汚れた盤に「SPW01」を吹きかけてから「WCL222」でクリーニングしてみると、パチパチノイズが激減するだけではなく、音場全体がクリアになって楽器間の混濁がスッキリ解消。コーラスの各パートは綺麗に分離したうえで美しくハモる。

元々綺麗だった盤も「WCL222」でクリーニングしてみると、曇っていた窓ガラスを掃除したときのように音場全体がクリアになり、各楽音の鮮度感・密度感がアップ。ホールトーンが少ないのは、録音年代が古いからかと思っていた盤に、実は結構な量のそれが入っていたことが分かり驚く。しかもパーカッションの立ち上がりと立ち下がりが鋭くなったし、中低弦の彫りも深くなった。

ブラシの細さと量が相当効いているようだ。価格を大きく超える性能と言える。