キヤノンITS、IDaaS「ID Entrance」でActive Directory連携オプションを提供

AI要約

キヤノンITソリューションズ株式会社は、ID管理/シングルサインオン/アクセス制御を目的としたIDaaS「ID Entrance」に新オプションの「Active Directory連携」を提供開始する。

ID Entranceは、クラウドサービスへのログイン情報を一元管理し、SSO機能を提供するサービスで、連携クラウドサービス数は50以上に及ぶ。

Active Directory連携を選択することで、通信暗号化やSSO機能を活用し、ID管理の手間を軽減しつつ、セキュリティを強化することが可能となる。

キヤノンITS、IDaaS「ID Entrance」でActive Directory連携オプションを提供

 キヤノンITソリューションズ株式会社(以下、キヤノンITS)は17日、ID管理/シングルサインオン/アクセス制御などの一元管理を目的としたIDaaS「ID Entrance」のオプションサービスとして、「Active Directory連携」を19日に提供開始すると発表した。

 ID Entranceは、各種クラウドサービスへのログインに使用しているIDやパスワードなどの情報を統合管理し、シングルサインオン機能(以下、SSO機能)により、複数のアプリケーションやサービスを、1つのID/パスワードで利用できるサービス。多要素認証や認証ポリシー機能を備えた認証/認可機能をクラウド上で提供しており、連携確認済みのクラウドサービスの数は50以上に及ぶ。

 新オプションのActive Directory連携を選択することで、通信を暗号によって保護し、安全な送受信を可能にするLDAPSを通じて、Active Directoryのユーザー情報をID Entranceに連携できるようになる。これにより、これまで必要だったID Entranceの管理用ポータルでのアカウント作成が不要になる。また、SSO機能により、Active Directory認証のみで連携先クラウドサービスへのアクセスが可能となるため、複数のID/パスワードを保有する煩雑さから解放される。

 サービスの価格(1IDあたり、税別)は、ID Entranceが月額150円、Active Directory連携が月額100円。最低購入数は5ID。

 キヤノンITSでは、今後も続くと予想されるクラウドサービスの増加に対応できるよう、ID Entranceは継続的に連携可能なクラウドサービスを拡大していくと説明。さらに、生体認証やIDプロビジョニング機能を加えることで、ID管理業務の負荷軽減とともに、セキュリティのさらなる強化を図るとしている。