【あおもり県議会だより】攻めすぎたデザインにSNS騒然。アメコミ風のイラストに、カードバトルみたいな県議たちの姿。思わず「デュエルしようぜ!」

AI要約

青森県議会の広報誌が話題になっており、斬新なデザインや内容が注目を集めています。

県議会の広報誌は一般質問の要約や専門用語の解説など、分かりやすくまとまっている一方、カードバトルゲーム風のイラストやデザインが目を引きます。

デザインは若者にもアピールする要素を取り入れた結果であり、賛否両論があるものの、話題性を持つ意義があるとされています。

【あおもり県議会だより】攻めすぎたデザインにSNS騒然。アメコミ風のイラストに、カードバトルみたいな県議たちの姿。思わず「デュエルしようぜ!」

家に送られてくる地元の議会だより。大切な情報なんだろうな……と思いつつも、マジメすぎる内容についつい読まずに放置してしまいがちです。

そんな現状を打開しようと思ったのでしょうか。青森県議会の広報誌が「何かすごいことになってる」とSNSで話題になっています。

話題になっているのは6月上旬から県内全戸に配布が始まった「あおもり県議会だより」第35号。

2月定例会の概要を知らせるものなんですが、冒頭から「ハイ!」という巨大なフォントと「熱くたぎる想いを届けたい!!!!」というキャッチフレーズを掲載。手をあげるアメコミ風の男女のイラストに囲まれてインパクト抜群です。どうやら県議たちのイメージイラストのようです。

議員たちの一般質問が掲載されているのですが、なぜか各議員の写真がカードバトルゲームで使われるカードのようなデザインになっています。

なるほど、県議会とは一種のカードバトルのようなものか……と思わず納得してしまうような気迫があります。

色物的なデザインに目が惹きつけられる一方で、実は質疑の内容も分かりやすくまとまってます。主要な質問と回答が短く要約した上で、専門用語には用語解説が入っています。

青森県に住む人が今回の議会だよりを6月上旬に「何かすごいことになってる」「何があったんだ」などとX(旧Twitter)に投稿したところ、大きな反響を呼びました。

「カード作る伏線ですかね(笑)」

「デュエルしようぜ!」

「地方はこのくらい話題性作る要素あってイイと思う」

「若干の不安を覚えますが、意欲的であることは素敵です」

不安を感じる声もなきにしもあらずですが、おおむね好評でした。

しかし、よくこんな思い切ったデザインしたものです。なぜこうなったのかを取材しました。

青森県議会事務局に聞いたところ、議会だよりは年度ごとにコンペを行い、委託業者を決めているとのこと。

県議で構成される広報図書委員会が2月に開いたコンペで複数の案を審査したところ、県内のある業者から「若者にもアピールできるデザイン」として見本が提出されました。これが採択されたという経緯でした。

事務局の担当者は「賛否両論はあるかと思いますが、今まで議会だよりが話題になること自体が少なかったので、その意味では意義があると感じています」と話していました。

話題の「あおもり県議会だより」。青森県公式サイトで全ページ掲載しているので、気になる方は是非ご覧あれ。