盛らないSNS「BeReal」、仏ゲーム会社が約840億円で買収

AI要約

フランスのゲーム企業VoodooがBeReal社を買収し、BeRealの特徴や問題点、Voodooの方針について述べられている。

BeRealは写真を加工できず、24時間後に消える投稿をするSNSで、若者に人気があるが、撮影のタイミングによる問題もある。

Voodooはハイパーカジュアルゲームを手掛ける企業で、BeReal社の買収を通じて相乗効果を狙うとともに、追加の投資を検討している。

盛らないSNS「BeReal」、仏ゲーム会社が約840億円で買収

 フランスのゲーム企業Voodooは6月11日(現地時間)、“盛らないSNS”として若者に人気の「BeReal」を手掛けるフランスBeReal社を5億ユーロ(約844億円)で買収したと発表した。

 BeRealは毎日ランダムな時間に来る通知に合わせ写真を撮影・投稿するサービス。画像の加工・編集はできず、投稿は24時間後に消える。いいねやフォロワー数の表示もなく、ありのままの姿を周囲に見せるようユーザーに促している点が特徴だ。

 主に日本、米国、フランスで若年層のユーザーを獲得しており、アクティブユーザーは全世界で4000万人超という。一方で、学校での授業中やアルバイト中に撮影をする若者が出てきているとして、利用を問題視する声もある。

 一方のVoodooは2013年創業で、スマートフォン向けに無料かつシンプルなルールが特徴の「ハイパーカジュアルゲーム」やチャットアプリを手掛ける。同社はBeReal社の買収に伴い、プラットフォーム同士の相乗効果を加速させる他、BeRealに追加の投資をしていく方針を示した。