ブレインパッドがCDP「Rtoaster insight+」に「AIクエリアシスタント」α版を提供

AI要約

データ活用支援企業のブレインパッドが、CDP「Rtoaster insight+」にAIクエリアシスタント機能を導入し、SQLクエリの自動生成を開始した。

AIクエリアシスタントは顧客データを活用する際にSQLクエリを自動生成し、生産性向上に貢献する。

この機能により、企業や部門でも専門知識のない状況でも顧客データを効率的に活用できるようになる。

ブレインパッドがCDP「Rtoaster insight+」に「AIクエリアシスタント」α版を提供

データ活用で経営改善を支援するブレインパッドは、提供するCDP(顧客データ基盤)「Rtoaster insight+(アールトースター インサイト・プラス)」で、データベース言語のSQLのクエリ(処理要求)を生成AI(人工知能)を活用して自動生成する機能「AIクエリアシスタント」(α版)を一部ユーザーに限定提供を始めたと6月6日に発表した。技術力を備えた体制の構築が難しい企業や部門でも効率的に顧客データを活用できるようになる。

AIクエリアシスタントは、CDPに蓄積された顧客データを活用する際に、SQLクエリを自動生成する機能。データの加工や集計で発生するSQLクエリのコーディング(記述)を自然言語による指示へと置き換え、データ活用業務の生産性を高める。顧客データの属性などのメタデータを活用して生成精度が高い。コードの意味や分析の意図を自然言語で解説し、コード内への適切なコメント挿入でSQLクエリの検証まで支援する。

顧客データの活用ではデータエンジニアリングやデータサイエンスの専門知識や技術が必要となる場面があり、SQLクエリの実装作業は企業のデータ活用でボトルネックになっている。AIクエリアシスタント機能は、生成AIを活用することで定型的なデータの集計やユーザーセグメンテーションを、企業が保有する任意のデータ資産に対して柔軟かつ広範に適用できるよう進化させ、専門家不在でも顧客データを活用できようにする。