大量にあるPDFにアクセスを集めたい。工数をかけてでもPDFをHTMLにすべきか?

AI要約

PDFをHTMLに変換するかどうか悩んでいる場合、期待される効果を考慮することが重要です。

PDFのHTML化には様々な工数がかかりますが、売上への貢献が見込める場合は積極的に取り組むべきです。

アクセス数や問い合わせの可能性を検討し、PDFのHTML化が集客や資産につながるかどうかを判断しましょう。

大量にあるPDFにアクセスを集めたい。工数をかけてでもPDFをHTMLにすべきか?

ひとりで頑張るSEO担当者さんの悩みに答える本連載。今回の質問は「大量にあるPDFにアクセスを集めたい。工数をかけてでもPDFをHTMLにすべきか?」です。この回答は「期待できる効果と相談しましょう」です。

 

今回の相談内容は、運用しているBtoBサイトに、データを掲載したPDFが大量にあり、これにアクセスを集めたいというものです。HTML化するのがよいことはわかっているものの、何しろ大量にあるので工数をかけて実施するかどうか、悩んでおられます。今回の質問はペンネーム「ぐにぐに」さんが寄せてくださいました。いつもありがとうございます。

 

SEOに限らずどんなことでも、かけられる費用は期待できる効果で決まります。今回のケースなら、PDFをHTMLにすることで売上への貢献がどれくらいになるかによって、PDFのHTML化にかけられる工数が決まってくるでしょう。

PDFのHTML化といっても、単純にファイル形式を変換してアップロードするだけの場合から、グローバルナビゲーションやパンくずリストのついた通常のHTMLページへと整形し直す場合まで、工数にも幅があります。どこまでできるか、または何もしないほうがいいかは、期待できる売上への貢献を勘案して決めましょう。

 

現状のPDFファイルへのアクセス数は、サーバのログからわかります。PDFファイルへの検索トラフィックは、サーチコンソールの「検索のパフォーマンス」画面で「ページ」のデータを見ればある程度わかります。

あとは、PDFのデータを見た人が御社に問い合わせる可能性がどれくらいあるかがわかれば、PDFのHTML化にかけられる工数を割り出す目安になるのではないかと思います。ニーズがありそうなら、工数をかけて通常のウェブページとして公開するのもいいかもしれませんね。

 

サーバ上にPDFで資料を置いているケースはよくあることで、それをHTML化することで集客や問い合わせにつながる資産に化けることもよくあります。今回の「ぐにぐに」さんのケースがあてはまるかはわかりませんが、いい結果が得られそうならHTML化するのはよい選択肢だと思います。

P.S.

本コーナーでは、読者の質問にお答えしています。誰にも聞けずに困っていること、現場で感じるふとした疑問など、どしどし質問をお寄せください。