「どういうことなんだよ」グリーンカレーと国語教室が合体した謎の看板が話題に→「うますぎて定期的に食べに行く」ほどの人気店だった

AI要約

暇野(@oreutoisa)さんがSNSに投稿した1枚の写真には、「グリーンカレー&国語教室M」という不思議な店名が写っていた。

実は、この店は昼はグリーンカレー専門店、夕方以降は国語専門の学習塾を営んでいる日本でも類を見ないお店だった。

店主の保科さんは、昼の時間帯を有効活用するためにこの経営形態を考えたと語っており、グリーンカレーと国語教室の両方を楽しめるとして話題になっている。

「どういうことなんだよ」グリーンカレーと国語教室が合体した謎の看板が話題に→「うますぎて定期的に食べに行く」ほどの人気店だった

「どういうことなんだよ」

素朴な疑問とともに投稿された1枚の写真。そこには「グリーンカレー&国語教室M」という店名が……。

ここはグリーンカレーのお店なのでしょうか? それとも、国語の塾なのでしょうか? 不思議な看板がSNSで注目を集めています。

話題になっているのは、暇野(@oreutoisa)さんが5月20日に投稿した1枚の写真。X(旧Twitter)に投稿すると、SNSでは「気になる」という声とともに、さまざまな反応が寄せられています。

「グリーンカレーの答えみたいなすごいおいしいグリーンカレーが食べられます」

「うますぎて定期的に食べに行く」

「すごくおいしいですよ。オム&グリーンカレーの組み合わせが最高です」

実際にお店へ行ったことがある人の反応を見ると、グリーンカレー店としての味も高評価です。いったい、どんなお店なのでしょうか……?

約3.3万件の「いいね」を集めるほど注目された暇野さんの投稿には、看板を掲げている「グリーンカレー&国語教室M」の公式アカウント(@greencurryM)も反応しています。

お店によると「昼はグリーンカレー専門店、夕方以降は小4~中3を対象とした国語専門の学習塾です」とのことで、どちらもメイン。カレーと国語のどちらもウリになっているお店のようです。

東京都豊島区にあるグリーンカレー&国語教室Mは、『有吉の世界同時中継』や『ナニコレ珍百景』でも取り上げられたことがある有名店。2つのお店が別々ではなく同じ方が経営している、日本でも類を見ないグリーンカレーと国語教室二刀流のお店なのです。

SNSでは、今回の投稿で初めて知った人たちから「これは行ってみたすぎる」「好きなことが両方できてかつ理にかなっている!」などの声もあがっていました。

――あらためてお聞きしますが、なぜ「昼はグリーンカレー専門店、夕方以降は国語専門の学習塾」という経営形態になったのでしょうか?

「私はもともと学習塾に15年程勤めておりまして、自分の教室を作りたいと思うようになっていた時期に、好きで通っていたグリーンカレー店さんが閉店してしまったのです」

「塾の大きな弱点の一つは、生徒が学校に通っている昼の時間帯に教室を生かせないことです。くつろいだ空間で授業を受けられる教室を作りたいと思っていたので、昼にレストラン、その場所で夕方以降に学習塾をやれば、弱点を解消しつつ自分の望む形態の教室を作れるのではと、今のこの形を思いつきました」

――2020年5月のオープンから今年で4年になりますが、お店のほうは今どんな感じでしょうか? 何か、開店当初と大きく変わったことなどはありますか?

「創業以来、こちらでやっていることは全く変わっていません。今回のように看板が気になったという方も、店を始めた当初はもちろんのこと、4年経った今もなおいらっしゃいます。これまでに何度もテレビ出演のオファーを頂いているのも、看板や店名がきっかけのものがほとんどです」

「今では常連さんも増えて、日によっては開店待ちの方々がいらっしゃったり、満席や完売によりご案内できないことがあったりします。国語教室の生徒も増えて、学年によっては満席で空席待ちの方がいるクラスもあります」

――大好きで通っていたグリーンカレー店が閉店してしまい、その味を再現してグリーンカレー店を始められたと伺いましたが、そのお店は銀座の「Green Curry Mee(グリーンカレーめぇ)」であっていますか?

「合っています。そこのグリーンカレーをそのお店のシェフよりも食べていると言われていました」

「私が今の教室を作るにあたって、シェフに作り方を教えて欲しいと伝えたところ、『お客様にレシピを教えるつもりはありませんが、自分の店を構えるつもりならば教えます。店舗の用意が出来たらご連絡ください。』と言われ、今の場所に教室を作ってから、レシピを送ってもらい、それを元に試行錯誤をしてグリーンカレーを再現したという経緯があります。コロナ禍だったこともあって直に習ったことがなかったのですが、銀座の味を知るお客様からもスゴい再現度だと言われたことがあります」

――店名にある「M」はどのような意味があるのでしょうか? 保科さんのイニシャルですか?

「閉店してしまったカレー店さんが『Green Curry Mee』という名前だったのでその店へのリスペクトと、あとは、ご推察の通り私の名前が雅之なので、そのイニシャルを掛け合わせて『M』としました」

――ちなみに、生徒さんや常連さんの間などで、保科さんのように「グリーンカレーの味を継ぎたい」と言った話が出ることもあるのでしょうか?

「出たことはありません。当店はただのグリーンカレー店ではなく、国語講師がグリーンカレーを作って出しているという奇妙な二刀流がアイデンティティの1つでもあります」

「以前出させていただいたテレビ番組でも『スタッフが総力を上げて調べた結果、この形で運営しているのは日本全国で1店舗のみ』と紹介されていましたので、自分もやりたいと思う方はなかなかいらっしゃらないのではないかと思います」

・・・・・・

保科さんによると、今でも「『テレビで見て気になっていました』というようなことを言われることがよくあります」とのことで、やはりとても珍しい形態のお店なのは間違いありません。

看板に偽りなし。カレーもうまいし、国語を教えるのもうまい、東京豊島区の池袋にある二刀流の「グリーンカレー&国語教室M」。

開店時間や臨時営業日などは公式アカウントでポストしているので、気になる方はぜひ食べに行ってみてください!