クラリス、「Claris FileMaker 2024」を提供--AI活用した検索などに対応

AI要約

Claris Internationalは6月5日、ローコード開発プラットフォームの最新版「Claris FileMaker 2024」の提供を開始した。大規模言語モデル(LLM)を活用したセマンティック検索に対応するほか、ウェブビューアで「WebRTC」をサポートするなどの機能強化が図られている。

FileMaker 2024では、LLMを使用することで、検索対象について正確な知識がない場合でも、自然言語を用いて検索を行い、関連性の高い検索結果を返すセマンティック検索が可能になった。例えば、アンケートの自由記述欄に入力されたコメントやコールセンターでの顧客対応履歴の記録など、従来のテキスト一致検索では効果的な検索が難しかった場面で、求める結果をより得やすくなる。既存または新規のカスタムアプリに容易に実装可能としている。

また、ウェブブラウザーやモバイルアプリを通して、音声、映像、データ通信などを可能にするWebRTCをサポート。カスタムアプリ内でウェブ会議など、音声や映像を利用したリアルタイム通信ができるようになった。専用のアプリケーションやソフトウェアをインストールすることなく、同機能を実装できる。

 Claris Internationalは6月5日、ローコード開発プラットフォームの最新版「Claris FileMaker 2024」の提供を開始した。大規模言語モデル(LLM)を活用したセマンティック検索に対応するほか、ウェブビューアで「WebRTC」をサポートするなどの機能強化が図られている。

 FileMaker 2024では、LLMを使用することで、検索対象について正確な知識がない場合でも、自然言語を用いて検索を行い、関連性の高い検索結果を返すセマンティック検索が可能になった。例えば、アンケートの自由記述欄に入力されたコメントやコールセンターでの顧客対応履歴の記録など、従来のテキスト一致検索では効果的な検索が難しかった場面で、求める結果をより得やすくなる。既存または新規のカスタムアプリに容易に実装可能としている。

 また、ウェブブラウザーやモバイルアプリを通して、音声、映像、データ通信などを可能にするWebRTCをサポート。カスタムアプリ内でウェブ会議など、音声や映像を利用したリアルタイム通信ができるようになった。専用のアプリケーションやソフトウェアをインストールすることなく、同機能を実装できる。

 「HTTPSトンネリング」のサポートにより、「Claris FileMaker Pro」「Claris FileMaker Go」が「Claris FileMaker Server」と通信する際に使用するセキュリティポートを専用の「5003」から「443(https)」に変更できるようになった。これにより、大規模ユーザーなど特に高いセキュリティ要件を求める組織での導入が容易になる。なお、HTTPSトンネリングは、日本のユーザーからの要望に応えて実装されたとのこと。

 ほかにも、Data APIやJSON、トランザクションをより効果的に活用するための機能をはじめ、高速かつ効率的にアプリケーション開発を行うための新機能や、システム管理者のサーバー管理を簡素化し、より安全に展開するツールなど、さまざまな新機能を提供すると同時に、開発者からのフィードバックで得たパフォーマンス、互換性、信頼性に関連する約200の問題を修正しているという。