セル、フィーチャー、スマート… 次にやってくるのは「インテリフォン」?(海外)

AI要約

バンク・オブ・アメリカのアナリストたちは、AIが新しいデバイス「インテリフォン」を生み出すだろうと予測している。

AIを活用したエンハンスメントにより、携帯電話はよりコンテクストを認識し、先回りする能力を持つようになるかもしれない。

AIを搭載した最も便利な携帯電話を巡る新たな戦いが始まりつつある。

セル、フィーチャー、スマート… 次にやってくるのは「インテリフォン」?(海外)

バンク・オブ・アメリカのアナリストたちは、AI(人工知能)が「インテリフォン」と呼ばれる新しいクラスのデバイスを生み出すだろうと予測している。

AIを用いたエンハンスメントによって、携帯電話はもっとコンテクストを認識し、先回りするようになるだろう。

AIを搭載した最も便利な携帯電話を誰が作るのか、新たな戦いが始まっている。

最初の携帯電話は1980年代の初めに登場した。セルラー方式の無線システムに接続され、ネットワークに物理的に接続する必要はなかった。

その後、フィーチャーフォンが登場した。フィーチャーフォンはインターネットに接続し、音楽を保存したり再生することができた。

そして、アップルが位置情報、高性能カメラ、そしてApp Storeによってスマートフォン時代の先駆けとなった。

AIは新たな時代をスタートさせようとしているのだろうか? バンク・オブ・アメリカ・セキュリティーズのアナリストたちはそう考えている。そして、彼らはこの未来のデバイスの新しい名前を思いついた。

「インテリフォン」だ。

確かにひどい名前だ。「インテリフォンが見当たらないんだ。見なかった?」とは誰も言わないだろう。

ただ、AIモデル、チャットボット、その他のAIを搭載したアプリケーションはこの先、今のスマートフォンがちょっと頭が悪いんじゃないかと思うほど便利になるかもしれない。

自分のインテリフォンがどこにあるのか、探す必要すらなくなるかもしれない。

「コンテクストの認識が重要な差別化要因になるだろう」とバンク・オブ・アメリカ・セキュリティーズのアナリスト、ワムシ・モハン(Wamsi Mohan)氏は調査メモに書いている。このメモには、インテリフォンを今の携帯電話をはるかに超えるものにするかもしれない未来の機能が列挙されている。

ここで1つ、注意点がある。AIのハイプサイクルは今、過熱していて、モハン氏らは6月のWWDCを前に、アップルに関する調査メモを書いている。

アップルはこのイベントで、iPhone向けの新たなAI機能を発表すると見られている。このような場合、アメリカの金融街のアナリストたちがポジティブな調査結果を出したり、「買い」を推奨するのはよくあることだ。