映画「ディア・ファミリー」  名古屋で凱旋イベント

AI要約

愛知県を舞台にした映画「ディア・ファミリー」の凱旋イベントが開かれ、主演の大泉洋さんや菅野美穂さん、福本莉子さんが登場し、約300人のファンが出迎えた。

実話を基にした映画は、心臓病の娘を救うために私財を投じて人工心臓やカテーテル開発に挑む父と家族の絆を描いており、愛知県内で撮影が行われた。

主演の大泉さんや菅野さんは愛知県での撮影について語り、映画のメッセージとして「悩んでいる時間なんてもったいない。前に進もう」と呼びかけた。

映画「ディア・ファミリー」  名古屋で凱旋イベント

 愛知県を舞台にした映画「ディア・ファミリー」(毎日新聞社など製作委員会)の凱旋(がいせん)イベントが29日、JR名古屋駅前で開かれた。主演の大泉洋さんや菅野美穂さん、福本莉子さんが登場すると、約300人のファンが「お帰り!」と出迎えた。

 実話を基にした映画で、心臓病の娘を救うため私財を投じて人工心臓やカテーテル開発に挑んだ町工場を営む父と家族の絆を描いた物語。撮影は愛知県春日井市など県内各所で行われた。

 主人公を演じる大泉さんは「久々に帰ってきたな、という気がする」と笑顔。妻役の菅野さんは、印象に残ったシーンとして愛知県豊川市での撮影を挙げ、1970年代当時の雰囲気を出すために全国から当時の車が集結したという撮影秘話を明かした。大泉さんは「悩んでいる人に『悩んでいる時間なんてもったいない。前に進もう』と思わせてくれる映画。どうか映画館でご覧ください」と呼びかけた。

 イベントに訪れた春日井市の会社員、長谷川実咲さん(26)は「地元の春日井市の話と聞いて親近感がわき、気になっていた。映画の公開が楽しみ」と話した。

 映画は6月14日に全国公開される。【荒木映美、塚本紘平】