大泉洋、〝家族〟で名古屋凱旋 妻役・菅野美穂、次女役・福本莉子とともにファン300人の出迎え受ける 映画「ディア・ファミリー」イベント

AI要約

俳優大泉洋(51)、女優菅野美穂(46)、福本莉子(23)が29日、映画「ディア・ファミリー」のキャンペーンのため、名古屋市を訪れた。劇中で家族役を演じた3人は、ファン300人の出迎えを受け、名古屋凱旋を楽しんだ。

今作は、ビニール樹脂製品の町工場の経営者・筒井宣政さんと家族をモデルにした物語で、愛知県内で撮影された。

大泉らは名古屋でファンイベントや主人公モデルとの対談などを行い、筒井会長からも感謝された。映画は人工心臓作りに奮闘する家族を描く感動作。

大泉洋、〝家族〟で名古屋凱旋 妻役・菅野美穂、次女役・福本莉子とともにファン300人の出迎え受ける 映画「ディア・ファミリー」イベント

 俳優大泉洋(51)、女優菅野美穂(46)、福本莉子(23)が29日、映画「ディア・ファミリー」(月川翔監督、6月14日公開)のキャンペーンのため、物語のモデルの地・名古屋市を訪れた。劇中で家族役を演じた3人は、ファン300人の出迎えを受け、さながら本物の親子のように名古屋凱旋(がいせん)を楽しんだ。

 今作は、娘を救うため人工心臓を作ろうと挑んだビニール樹脂製品の町工場の経営者・筒井宣政さん(愛知県春日井市の東海メディカルプロダクツ会長、劇中では坪井宣政)と家族をモデルにした物語。撮影は名古屋市や春日井市、豊田市など愛知県内を中心に行われた。

 この日午前中に東京駅から新幹線に乗車した大泉ら。乗り込んだ車両は貸し切りで、座席のヘッドカバーには映画のタイトルと公開日が記載され、劇中写真を使った広告が飾られるなど「ディア・ファミリー」一色に。車内を見渡した福本が思わず「すごい!! こういうのは初めて」と声を上げた。

 名古屋駅に到着し、駅前広場でトークイベントに臨んだ3人。会場に敷き詰められたレッドカーペットを歩くと、抽選で選ばれた約300人の観客が「名古屋におかえり!!」と書かれたうちわを振りながら歓声を上げ迎えた。菅野も「アットホームな雰囲気」と喜んだ。イベントのたびに雨が降り、すっかり〝雨男〟のイメージがついてしまった大泉だが、晴れわたった名古屋の空を見上げ「きのうまでは暴風雨でどうなることかと思ったが、この快晴。私もかなり頑張りました」と上機嫌にあいさつ。しかし「これで力を使い果たしたので6月14日の公開の時には雨が降る」と〝予告〟し、笑わせた。

 「とにかく名古屋が好き」という大泉。撮影以来初めて訪れた名古屋で、グルメを堪能するなど満喫したい様子だったが、イベントのほかにテレビ局を3局回るなど映画宣伝のため分刻みのスケジュールをこなす。今回のキャンペーンが「最初で最後の家族旅行」と銘打たれているため、〝家族〟でやりたいことを聞かれると「分単位のスケジュールを組まれていて、どこが家族旅行なんだ」と毒づいた。

 その後、大泉らは主人公のモデルとなった筒井会長と対談。大泉は撮影前にも筒井会長の自宅で対面しており、「おかえりなさい」と歓迎を受けた。試写を見て泣いたという筒井会長は「すばらしい映画にしていただいた」と大泉らの熱演に感謝していた。大泉は自身も娘がいる父親だけに、娘のため奔走した筒井会長の心情を理解。「17万人という方が助かっているという奇跡の話。それをこの映画で伝えられたら。悲しい気持ちで終わらない映画が出来上がった」と自信を見せた。

 ◆「ディア・ファミリー」 世界で17万人の命を救ってきた医療器具「IABP(大動脈内バルーンパンピング)バルーンカテーテル」の誕生秘話を映画化。生まれつき心臓病疾患をもっており「余命10年」と宣告された娘を救うため、医療の知識も経験もないまま自ら人工心臓を作ろうと挑んだ町工場の経営者と家族の23年間に及ぶ感動物語。大泉は娘のために人工心臓作りに励む主人公・坪井宣政、菅野は宣政の妻・陽子、福本は心臓疾患をもつ次女・佳美を演じた。