大河ドラマらしからぬ濃密ラブシーンも…「光る君へ」考証担当が明かす、吉高由里子“月夜の逢瀬”

AI要約

3月には、大河ドラマらしからぬ濃密なラブシーンが放送され、視聴者の反応は大きかった。

NHK大河「光る君へ」では、吉高由里子演じる「まひろ」の切ない恋路が女性視聴者を魅了している。

吉高は努力家で早くから将来性を感じさせる存在であり、女房装束の重さにも笑顔で対応している。

大河ドラマらしからぬ濃密ラブシーンも…「光る君へ」考証担当が明かす、吉高由里子“月夜の逢瀬”

「3月には、大河ドラマらしからぬ濃密なラブシーンが放送された。視聴者の反響は大きく『駆け落ち』『ラブシーン』などのワードがX(旧ツイッター)でトレンド入りするほどでした」(芸能記者)

 NHK大河「光る君へ」。主演・吉高由里子(35)演じる「まひろ」の切ない恋路に身悶えする女性視聴者が続出中だ。

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 琴や書道、乗馬などの練習に励み、まひろ(紫式部)を熱演している吉高。劇中でまひろが書く文字は、実際に吉高の手によるものだという。

 風俗考証担当の佐多(さた)芳彦立正大学教授が明かす。

「当初、演出スタッフを通じて吉高さんたちから特に聞かれたのは『座り方』。公の場ではない日常の場面でどんな座り方をしていたのか、随分聞かれました」

 努力家なのは子供の頃から。芸能界デビュー前の2003年、中学生だった吉高が出演したミュージカルを手掛けた演出家のいまむら直子氏が振り返る。

「近所に住んでいたので声をかけましたが、当時はごく普通の中学生。オリジナルの曲とダンスをイチから教えましたが、しっかりとこなしてくれました。かわいくて根性もあるし、将来性のある子だなと」

 座長として現場の雰囲気にも気を遣う。

「台詞を噛むことも少なく、吉高のシーンはスムーズに撮影が進むと評判です。収録前には口を真一文字に結んで集中していますが、撮影が終わると一変してニコニコし、雰囲気を明るくしている。スタッフの顔と名前もほとんど覚えていて、気軽に話しかけています」(NHK関係者)

 前出の佐多氏も語る。

「僕の顔も覚えてくれていて、現場で挨拶をしたら開口一番『衣装重いです!』って(笑)。女房装束は服の重さと床との摩擦で10キロ近くの重さを感じるそうですが、吉高さんはいつも背筋を伸ばしてキリッとしている。物語の終盤に向け、どんどん女房装束が重くなっていくので大変だと思いますが、きっととても綺麗だと思いますよ」