【朝ドラ『おむすび』】ヒロイン・結(橋本環奈)の“ギャルマインド”が令和に求められるワケ。ポジティブな言葉は悲しみを経験したからこそ響く

AI要約

ギャルとはビジュアルだけでなく、ポジティブさや強さなどのマインドを指すことがある

朝ドラ『おむすび』はギャルをテーマにし、ヒロインが不屈のギャルマインドを手に入れるストーリー

作品は明るく楽しい朝を届ける一方、阪神・淡路大震災をテーマとしても描かれる

みなさん、“ギャル”と聞いてどんなイメージを思い浮かべますか? カラコン? 金髪? つけまつ毛? ミニスカート……?

かつては、ビジュアルが派手な人が“ギャル”と呼ばれていましたが、最近はちょっぴり変わってきているらしく。令和世代が言う「ギャルになりたーい!」は、ルーズソックスを履きたいとか、日サロに行きたいとか、そういう意味ではないようなんです(もちろん、見た目からギャルになりたい人もいると思いますが)。

 

 

「ギャルになる=ギャルマインドを手に入れる」ということ。ギャルマインドとは、圧倒的なポジティブさとか、ノリの良さとか、自分の意思を貫き通す強さとか、仲間への思いやりとか、そういうマインドのことを指すらしいです。

しんどいことがあっても、「なんとかなるっしょ!」と前を向き、「生きてるだけでえらい!」と自分を褒めてあげる。「心にギャルを飼う」なんて言葉も流行っているくらい、鬱屈とした世の中を生き抜いていくために求められているマインドなんです。

9月30日スタートの朝ドラ『おむすび』(NHK総合)は、そんな“ギャル”をテーマにした作品。平成元年生まれのヒロイン・米田結(橋本環奈)が、ギャル文化と出会い、“不屈のギャルマインド”を手に入れたことで、「人生を思いきり楽しんでいいんだ!」と思うようになる……というのが、素敵すぎます。橋本環奈さんが「ポップで明るい朝を届けられるんじゃないかな」とコメントされていましたが、明るい気分になれる朝ドラっていいですよね。

 

ただ、『おむすび』は、阪神・淡路大震災から今年で30年を迎えることもテーマのひとつとなっているようで。ヒロインの結は、6歳のころに被災をしており、避難所暮らしを経験しているらしいです。その当時、幼い心でなにを考えていたのか。そして、栄養士を育成する専門学校に通うため、かつて暮らしていた神戸に戻った結は、なにを想うのか。