テレ朝「終りに見た街」 大泉洋×宮藤官九郎の初タッグが問う戦争の怖さ

AI要約

俳優大泉洋(51)が20日、主演するテレビ朝日開局65周年記念プレミアムドラマ「終りに見た街」制作発表記者会見に出席。

今回のドラマは脚本家・山田太一さんの同名小説が原作で、宮藤官九郎氏が脚本を担当。

戦時下の昭和19年にタイムスリップした放送作家と家族を描く内容で、大泉はテレビ脚本家の田宮太一を演じる。

大泉は宮藤官九郎氏との初タッグについて、「北海道から出てきたチームナックスなんて、何とも思っていなかったでしょうし、ばかにされていたと思う」とコメント。

しかし、映画での共演経験もあり、オファーが速く来たことに驚きを示した。

ドラマのテーマが戦争であることについて、大泉は「辛いだけでは受け入れられないけど、クスッと笑えて考えさせられるバランスが絶妙だ」とし、戦争を知らない世代にも訴える必要性を語った。

そして、現代人が戦時下にタイムスリップすることで、人間の怖さを描く含意も込められていると説明した。

テレ朝「終りに見た街」 大泉洋×宮藤官九郎の初タッグが問う戦争の怖さ

 俳優大泉洋(51)が20日、主演するテレビ朝日開局65周年記念プレミアムドラマ「終りに見た街」(21日午後9時)制作発表記者会見に出席した。

 同ドラマは脚本家・山田太一さんの同名小説が原作。82、05年に同局で映像化され、今回が19年振り3度目。脚本は宮藤官九郎氏(54)が担当する。戦時下の昭和19年にタイムスリップした放送作家とその家族を描き、大泉はテレビ脚本家の田宮太一を演じる。

 脚本家としての宮藤とのタッグは今回初。「何となく縁がなかった」とし、「北海道から出てきたチームナックスなんて、何とも思っていなかったでしょうし、ばかにされていたと思いますよ」と大泉節を披露。だが、映画で共演した際「セールストークで『出させてくださいね』と言ったら、ビックリするくらいの速さでオファーがきて、本当にビックリした」と振り返った。

 戦争を知らない世代が増える中、「ただ“辛い”では受け入れてもらえないけど、ちょっとクスクスもあって、そのバランス感覚が絶妙」という。また、現代人が戦時下にタイムスリップすることで「戦争を受け入れてしまう人間の怖さもある」と訴えた。

 「戦争をテーマにしたドラマですが、宮藤さんの軽やかな脚本とともに笑って、そして考えさせられてちょっと怖くような見応えのあるドラマ」とし、「ぜひご家族でお楽しみください」とアピールした。