「私、ブスなんですけど?」両親の大反対を押しきって始まった女優・北原佐和子の芸能人生「プレッシャーで20年以上胃潰瘍に悩み」

AI要約

高校生のころ、雑誌の読者ページに応募して芸能界デビューした北原佐和子。最初の事務所では仕事が決まらず自信を失うも、別の事務所から誘いを受け、芸能界入りを果たす。

モデルのレッスンを受けながら、友人と遊びに行った学園祭でグラビアアイドルとしてデビューする機会を得る。人気を獲得し、専属の仕事を受けられるようになる。

「私、ブスなんですけど?」両親の大反対を押しきって始まった女優・北原佐和子の芸能人生「プレッシャーで20年以上胃潰瘍に悩み」

1980年代にアイドルユニット「パンジー」として活躍、その後女優の道に進んだ北原佐和子さん。デビューするまでの経緯や、当時の活躍について伺いました。(全2回中の1回)

■雑誌の読者ページがきっかけでデビュー

── 高校生のころに芸能界デビューされたそうですが、きっかけを教えてください。

北原さん:当時のティーン向けファッション誌『エムシーシスター』の読者ページに応募したことです。友人と一緒に応募しようと盛り上がったのですが結局、応募したのは私だけ(笑)。でも応募がきっかけで撮影に呼んでもらえることになりました。プロのスタイリストさんやヘアメイクさんにプロモデルのように撮影してもらった写真が雑誌の1ページに大きく2枚掲載されたのですが、それが芸能事務所の目にとまったようです。

最初に声をかけてくれた事務所の方は、いろいろなメディアに私の売り込みに行ってくれたのですが、仕事が全然決まらなくて…。結局その事務所に入ることはありませんでした。しばらくして別の芸能事務所から連絡が来たのですが、最初に声をかけてくれた事務所で仕事が決まらなかったのもあり、すっかり自信をなくしていて。「私、ブスなんですけどいいですか?」と思わず言ってしまったんですけど、「とりあえず事務所に来てみなよ」と。事務所が求めていた色と私自身が合ったからか、そこからはトントン拍子に話が進み、その事務所に所属することが決まりました。

── すぐにお仕事は決まったのでしょうか?

北原さん:いえ。事務所に所属してもすぐに仕事があったわけではなく、3か月はモデルのレッスンを受けていました。ただ、ちょうどそのころ、友人と他校の学園祭に遊びに行ったんです。そこに『週刊ヤングジャンプ』の編集部の人とカメラマンが偶然来ていて「写真を撮らせてほしい」と声をかけられました。すると、その写真が「ミス・ヤングジャンプ」に選ばれて、グラビアアイドルとしてデビューすることになったんです。ありがたいことに人気が出て、専属でお仕事をいただけるようになりました。