三谷幸喜氏「話にならない」 アルピー平子のハリウッド俳優に関する“極論”を一蹴「もっと心を見て」

AI要約
脚本家の三谷幸喜氏が芸人の極論を一蹴し、日本の俳優やハリウッド俳優の演技について議論が展開された。芸人が極論を熱弁し客の心を動かすバトルが行われ、アルコ&ピースの平子祐希が英語が分からない人がハリウッド俳優の演技を褒めることを禁止すべきだという主張をした。三谷氏はこの極論に反論し、演技の本質は言葉ではなく心であり、例として日本の俳優・浅野和之の演技を挙げた。

 脚本家の三谷幸喜氏(63)が19日放送のフジテレビ系「オドオド×ハラハラ」(木曜後9・00)に出演し、芸人の極論を一蹴した。

 今回は「極論演説王第二弾!」と題し、芸人が極論を熱弁し100人の客の心を動かすことができるのかというバトルが開催された。

 その中でお笑いコンビ「アルコ&ピース」の平子祐希が「英語しゃべれないやつがハリウッド俳優の演技褒めるの禁止」という極論を繰り出した。

 「ハリウッドの俳優の演技がうまく見えるのは英語だから」と前置きし、「やっぱりアメリカってボディーランゲージが大きかったり表情が豊かだったりする中で映画の中で大まかな演技をするときも“自然な演技”の映り方をする。そこにあの英語のニュアンスが乗っかれば、誰でも演技うまくなるんですよ」と話す。

 また「暗いシーンが多いけどあれは(演技が)うまく見える」、「(俳優が)雰囲気出るのは目と眉毛の距離が近いから」などと持論を展開。

 そのうえで「英語も分からない人がやれ演技力が高い、やれ雰囲気があるって言うのは向こう(ハリウッド俳優)からしてもお前に何がわかるの?ってこと。だから英語しゃべれないやつがハリウッド俳優の演技褒めるの禁止!」と言い放った。

 これにオーディエンスとして聞いていた三谷氏が「話にならないですね」と顔をしかめ「悲しいのはハリウッド俳優の演技がうまそうに見える大前提で話している」と指摘した。

 続けて「日本の俳優さんで浅野和之さんって方がいらっしゃいますけど全然何言ってるのかわからないんですよ、舞台の上で。だけど心があるからお客さんを感動させられるんです。だから言葉は関係ない!芝居にほとんど意味はない、もっと心を見てあげて下さい」とコメントしていた。