メーガン妃とヘンリー王子、投票を訴える  エリザベス女王の「政治に触れない」ルールを再び拒否

AI要約

アメリカの有権者登録の日に、ヘンリー王子とメーガン妃の財団"アーチウェル"が投票の重要性を訴えるメッセージを発表。

英国王室が政治的に中立な立場を維持する中、王子と妃は投票を促す活動を行っており、妃は過去に大統領選挙で初めて投票したロイヤルファミリーとなっている。

今後、2人が選挙について直接語ることがあるか注目されている。

メーガン妃とヘンリー王子、投票を訴える  エリザベス女王の「政治に触れない」ルールを再び拒否

9月17日(火)はアメリカの有権者登録の日。アメリカでは有権者として登録をしておかないと選挙で投票できない。大統領選に参加するのにも登録が必須だが、まだ済ませていない人も少なくない。ヘンリー王子とメーガン妃の財団「アーチウェル」がこの日にちなんでメッセージを発表した。

財団は「投票は単なる権利ではなく地域社会の運命に影響を与える根本的な方法です」とコメント、「アーチウェルは政党に関係なく、市民の参加がより公正で公平な世界の中心にあると認識しています。このようなイニシアチブに参加することで、私たちはすべての声が重要であるというメッセージをより大きくすることを目指しています」。テイラー・スウィフトを始め多くのセレブたちがまず有権者登録をしようと訴えているが、王子と妃もその呼びかけに賛同する姿勢を示した。

「私たちはこの重要な努力に参加するよう、呼びかけます。有権者全員に情報が行き渡るようにし、アメリカの未来の形成に関わるよう後押ししていきましょう」。メッセージと共にアーチウェルのスタッフがボランティアとして登録作業に参加している様子を捉えた写真が掲載されている。王子と妃は写っていないが、財団からのメッセージなので王子と妃も同じ気持ちであるのは間違いない。

英国王室が政治的に中立な立場を維持しているのはご存知の通り。エリザベス女王は生涯このポリシーを貫き、チャールズ国王やウィリアム皇太子もそれを引き継いでいる。ヘンリー王子とメーガン妃は投票を促すだけで支持政党は明らかにしていないが、それでもロイヤル時代であれば逸脱気味の行為と見なされたはず。

2人は2020年の大統領選挙でもアメリカの雑誌『タイム』を通じてビデオメッセージを発表。このときは2人が自ら登場、投票に行こうとスピーチした。ちなみに王子は「私は今回のアメリカの選挙で投票することはできません。しかしみなさんの多くはご存知ないかもしれないが、私はイギリスでもずっと投票することができませんでした」とコメント、ロイヤルファミリーが政治に関わらないこともアピールしていた。またアメリカの選挙権を持つ妃は自分も投票へ。王室離脱時、エリザベス女王は王子と妃を「王室のメンバーではないがこれからも私のファミリー」とコメントしていたので、妃は近現代の選挙で初めて投票したイギリスのロイヤルファミリーとなった。今回、2人が選挙について直接語ることがあるのか、注目が集まっている。