日テレ「24時間テレビ」は来年もマラソン継続 旧ジャニMCなしの〝現状維持〟

AI要約

日本テレビのチャリティー番組「24時間テレビ」は視聴率が昨年を上回り、大成功を収めた。チャリティーマラソンでの募金額も前年を上回り、来年の放送も早くも決定している。

チャリティーマラソンの継続や、メインパーソナリティーの変更など、今年の24時間テレビではいくつかの変化があった。しかし、来年の放送でも同様の方針が継続される予定だ。

企画に関わるタレントの起用や番組の方針について、今後も注目が集まりそうだ。

日テレ「24時間テレビ」は来年もマラソン継続 旧ジャニMCなしの〝現状維持〟

 日本テレビ恒例のチャリティー番組「24時間テレビ」は8月31日から9月1日にかけて放送され、平均視聴率は世帯12・5%、個人7・5%と、ともに昨年を上回った。

 チャリティーマラソンを走ったやす子のマラソン募金の金額も番組終了時で4億3801万4800円と、昨年6月から1年間で集めた寄付金額の半分超に達した。

 放送前の〝逆風〟もどこへやら、大成功に終わったことを受けて、早くも来年の放送が内々で決まり、すでに方針も打ち出しているという。

 その一つがチャリティーマラソンの継続だ。今年は悪天候により、放送開始当初はやす子が競技場内を周回することになった。年々、猛暑となっており、警備の問題もある。日テレ関係者は「今年も天候をはじめいろいろな問題はありましたが、タレントにマラソンを走ってもらうという方針に変わりはありません」(日テレ関係者)

 今年の24時間テレビで大きく変化したことは、メインパーソナリティーとして旧ジャニーズ事務所の流れをくむSTARTO ENTERTAINMENT所属タレントが起用されなかったことだ。2003年のTOKIOから昨年のなにわ男子まで、21年連続でメインパーソナリティーを担当してきた。

 今年はSTARTO社からは嵐・相葉雅紀やKing&Prince・高橋海人、NEWS・増田貴久らが出演し、コーナー企画を盛り上げた。

「長年、旧ジャニーズのタレントがメインパーソナリティーを務めてきました。もちろん良い面もたくさんありましたが、一方でスケジュール調整などの問題もありました。今年やってみて、このような形がお互いに負担も掛からず、WIN―WINの関係になれるという判断です」(同)

 今年の成功を受けて、来年の時間テレビは現在の路線を踏襲することになりそうだ。(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区)