中田カウス「東京グランド花月」初日に登場「後輩は僕のさじ加減でどうにでも」冗談で笑い誘う

AI要約

中田カウス(75)が吉本興業の寄席「東京グランド花月」に出演し、漫才のDENDOとしてMCを務めた。令和ロマンをゲストに招き、コンビの成り立ちなどを話題にした。

トータルテンボスは交通トラブルをネタにし、藤田憲右がSNS上での騒動を軽妙なトークに変えて披露。大村朋宏がキレることなくネタをこなした。

他にも笑い満載の寄席では、若手から大御所までの芸人が出演し、松井ケムリの父の逸話や高比良くるまのファンキーな曽祖母エピソードなどが披露された。

中田カウス「東京グランド花月」初日に登場「後輩は僕のさじ加減でどうにでも」冗談で笑い誘う

 中田カウス(75)が17日、東京・IMMシアターで初日を迎えた吉本興業の寄席「東京グランド花月」(23日まで)に出演した。

 吉本興業の聖地、大阪・なんばグランド花月で行われている寄席の東京版で、カウスのほか、桂文枝、オール阪神巨人といった大御所から若手までの芸人が集結するほか、吉本新喜劇も上演する。この日はパンクブーブー、トータルテンボス、サルゴリラ、メンバー、霜降り明星、ダブルヒガシ、令和ロマンらが出演し、ネタを披露した。

 カウスは「漫才のDENDO」というトークパートのMC役で出演し、令和ロマンをゲストに招いてコンビの成り立ちなどを聞いた。「劇場はお客さんに入っていただいて初めて魂が入ります。ありがとうございます」とあいさつし「吉本の最高傑作は漫才でございます。しゃべくりだけでみなさんに楽しんでいただく。この漫才を考えたのは吉本興業。今も才能豊かな若手が育ってきております」などと語り、昨年のM-1グランプリ王者でもある令和ロマンを呼び込んだ。

 結成7年目であることや、松井ケムリの父が大和証券の副会長であることなどを紹介。カウスは松井に「大和証券の副会長と吉本の副会長どっちがすごいん?」と聞き、松井が「大和証券です」と答えると大きな笑いが起こった。カウスは「今日、(吉本の)社長来て見てるで」と語り、松井は「え、見てるんですか」と慌てる様子をみせ、さらに会場が沸き起こった。

 さらに松井への質問は続き、父親に芸人になることを告げた時の反応などを問われた。松井が父に反対されなかったと明かすと「それ本当のお父さんか?」と突っ込んで笑いを誘い、松井は「AIにできない仕事だからいいんじゃないかと言われました」と話した。

 高比良くるまとのトークでは、高比良の曽祖母が120歳近くまで生きていたというエピソードを紹介。高比良は「練馬区にいて、ファンキーなおばあちゃんでした。健康志向ではなくて、お酒も飲んで、たばこもバカバカ吸って。お酒は白鶴のまる、たばこもマルボロで、ダブルまる状態で」とボケて笑わせた。

 途中では終始ボケ続けていた高比良がカウスのことを「おじいちゃん!」と振る場面もあった。カウスは「まだ私がどんな人がわかってないみたいですね。もう吉本興業に58年お世話になってます。後輩は僕のさじ加減でどうにでもできる」と冗談っぽく語り、令和ロマンは恐縮気味に硬直する中、松井は「くるま、お前終わったかもしれんぞ」と突っ込んで大きな笑いを誘っていた。

 このほか、ネタコーナーではトータルテンボスが冒頭で藤田憲右が自身の交通トラブルをSNS上で公開された件を自らネタにする場面もあった。大村朋宏は登場するやいなや「あ、ちょっとザワついてます?少し前にSNS界隈をにぎやかしてて」と語ると拍手が起こり、藤田に「キレ散らかしてて」と振ると、藤田は「クラクション鳴らされない限りキレないので。言葉遣いは反省しようと思っています」と話した。大村は「今日はキレさせないので」と忠告し、ネタ披露を行った。