【ライブレポート】菅田将暉が代々木第一体育館で“ちょっと踊りたい”を体現、カバー曲披露やバニラズ牧とのコラボも

AI要約

菅田将暉が9月に大阪・大阪城ホールと東京・国立代々木競技場第一体育館でアリーナライブ「菅田将暉 LIVE 2024 "SPIN"」を行った。

「菅田将暉 LIVE 2024 "SPIN"」は7月にリリースされた3rdアルバム「SPIN」を携えて行われたもので、菅田にとって史上最大規模の公演となった。

開演時刻を迎えると、真っ暗な会場にノイジーな轟音が響き、心臓の鼓動の音に合わせてライトが瞬く。菅田はバンドメンバーとともにステージに登場し、感動的なパフォーマンスを披露した。

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【ライブレポート】菅田将暉が代々木第一体育館で“ちょっと踊りたい”を体現、カバー曲披露やバニラズ牧とのコラボも

菅田将暉が9月に大阪・大阪城ホールと東京・国立代々木競技場第一体育館でアリーナライブ「菅田将暉 LIVE 2024 "SPIN"」を行った。

■ 菅田将暉史上最大規模のライブ

「菅田将暉 LIVE 2024 "SPIN"」は7月にリリースされた3rdアルバム「SPIN」を携えて行われたもので、菅田にとって史上最大規模の公演となった。ここでは本日9月16日に開催された国立代々木競技場公演の模様をレポートする。

開演時刻を迎えると、真っ暗な会場にノイジーな轟音が響く。そして心臓の鼓動の音に合わせてライトが瞬いたあと、菅田がバンドメンバーの西田修大(G)、越智俊介(B)、タイヘイ(Dr)、工藤拓人(Key)とともに登場した。1曲目は菅田とタイヘイが手がけた初のタイアップソングとなった、「劇場版 君と世界が終わる日に FINAL」の主題歌「谺する」だ。ステージには最小限の光しか当てられず、後方に設置されたビジョンには“SPIN”ロゴが文字通りくるくると回るのみ。音を楽しんでほしいと言わんばかりの演出が用意され、観客は固唾をのんでステージを見守りつつ、エモーショナルなサウンドに身を委ねた。

アーティストとしてのこだわりを感じさせる演出を経て、ライトがステージを照らし出す。舞台の左右に設置されたビジョンに、スタイリッシュな黒のジャケットを羽織って顎髭を蓄えた菅田の姿が映し出されると同時に、客席から大歓声が沸いた。そして菅田はVaundy提供の「惑う糸」を軽やかに乗りこなし、佐藤千亜妃が手がけた「化かし愛」を艶のある声色でしっとりと歌い上げる。続くヒット曲「さよならエレジー」では、アコースティックギターが力強くかき鳴らされた。

■ アコースティックセットであの曲を披露

序盤から盛り上がる観客を前に、菅田は「前回のツアーでは声出しができなかったので、今回はお客さんが叫んでいるのが聞けてうれしいです。数時間しかありませんがしっかり対話できればと思います。今日はよろしくお願いします!」と挨拶。その後、浮遊感のある「美しい生き物」「エメラルド」という、アルバムのテーマである“ちょっと踊りたい”を体現したような楽曲が畳みかけられる。菅田は声を1つの楽器として捉えているかのようなナチュラルな歌声で会場を満たしつつ、美しいサウンドに乗ってゆらゆらと体を揺らした。

中盤にはアコースティックコーナーが用意された。まず菅田と工藤がメインステージから伸びる花道を通ってセンターステージへ。儚げで繊細なキーボードの音色が響く中、その美しい調べに聴き入るように菅田は椅子に座って下を向く。そしてゆっくりと顔を上げて立ち上がると、ボーカルとキーボードというシンプルな編成で「ユアーズ」を披露。さらに西田がアコースティックギターを持ってセンターステージに合流し、3人で温かみのあるサウンドの「スモア」をゆったりと奏でた。このコーナーのラストにはヒット曲「虹」がセレクトされ、菅田は祈るような眼差しを客席に向けながら、優しくも力強い歌声を会場に響かせた。

■ 友達・バニラズ牧達弥と熱唱

アコースティックコーナーを終えた3人は、リズム隊が刻む激しいセッションの音にノリながらメインステージに帰還。そのままオルタナティブでダークな質感の「サディスティックに生きなくちゃ」の演奏へとつなげ、菅田は叫び、踊りながら自由にパフォーマンスを繰り広げた。曲中には菅田がボイスチェンジャーで声色を変化させ、無機質な低音ボイスで自身のグッズTシャツを着た谷中敦(東京スカパラダイスオーケストラ)をファンと勘違いしたというエピソードを淡々と語った。ここで菅田はジャケットを脱いでノースリーブ姿に。彼は身も心も解放するようにソウルフルに熱唱してファンの視線を釘付けにした。

そして菅田は「俳優業16年目に入っている中、代々木体育館でライブをしている現状がイマイチよくわからないんですけど、おかげさまで素敵な景色を見させてもらってます」と感謝を述べつつ「音楽を仕事でやろうと思ってなかった時期にすごく好きになった曲」と紹介して、1stアルバム「PLAY」に収録されている、フジファブリック「茜色の夕日」のカバーを披露。夕日のようなオレンジの照明のもと、菅田はノスタルジーなこの曲をじっくりと歌い上げた。

「友達を呼んでもよろしいでしょうか?」という菅田のひと言を合図に登場したのは「くじら」を手がけた牧達弥(go!go!vanillas)。同曲の演奏で菅田と牧は美しいコーラスワークを響かせ、センターステージへ進んで1本のマイクで熱唱した。名残惜しそうな表情の菅田は「次いつライブができるか決まってないですけど、またライブがしたいなとすごく思っております。もちろん俳優業もがんばりますけど、こうやって集まれる時間ができたのがすごくうれしいです。『SPIN』というアルバムは、自分が見た景色や、またこういう場所に行きたいという思いを、1曲1曲に込めて作ったような気がしていまして。 いつか今日見た景色や、今日感じた高揚感が新しい曲になればいいなと思います。またお会いできるようにがんばります!」とファンとの再会を誓う。そして最後に「SPIN」より「もののあはれ」「二つの彗星」というシネマティックなムードの2曲を歌唱し、アルバムの世界観を打ち出して本公演を終えた。

■ セットリスト

□ 「菅田将暉 LIVE 2024 "SPIN"」2024年9月16日 国立代々木競技場第一体育館

01. 谺する

02. 惑う糸

03. 化かし愛

04. さよならエレジー

05. 雨が上がる頃に

06. 呼吸

07. 美しい生き物

08. エメラルド

09. ユアーズ

10. スモア

11. 虹

12. サディスティックに生きなくちゃ

13. 7.1oz

14. りびんぐでっど

15. Magic Hour

16. 茜色の夕日(オリジナル:フジファブリック)

17. まちがいさがし

18. くじら

19. もののあはれ

20. 二つの彗星