江口のりこ、不倫する夫役・小泉孝太郎は「何の匂いもしない」

AI要約

江口のりこ、小泉孝太郎、森ガキ侑大監督が映画『愛に乱暴』トークイベントに出席。

吉田修一の小説を映画化した本作で、江口演じる主婦が豹変する様子を描く。

観客からの質問に答える中、小泉の匂いについてのやり取りも。

小泉孝太郎が主演し、無関心な夫を演じる。江口とのやりとりが微笑ましい。

撮影時のエピソードも明かされ、お互いの演技への感謝を述べる。

江口のりこ、不倫する夫役・小泉孝太郎は「何の匂いもしない」

 俳優の江口のりこが16日、都内で行われた映画『愛に乱暴』トークイベントに小泉孝太郎、森ガキ侑大監督と共に出席した。

 本作は、『悪人』や『怒り』など数々のベストセラー小説を世に送り出している吉田修一の同名小説を映画化。軽微なストレスがありながらも「丁寧な暮らし」を行っていた結婚8年目の主婦・初瀬桃子(江口)が、徐々に起こる不審な出来事によって追い詰められ、豹変していく姿を描く。

 8月30日に全国公開されてから、多くの反響を呼んでいる本作。この日は観客からの質問に答えるコーナーも。江口が演じた桃子は劇中で、ものの匂いを嗅ぐシーンが印象てきたが「小泉さんの匂いはどんな香りでしたか?」という質問に「孝太郎さんの匂いは何もしない」と回答。小泉が「無臭ということですか?」と聞くと、江口は「そうですね。何の匂いもしないんですよ」と念押ししていた。

 小泉は、妻の桃子には無関心を貫き不倫をする夫・初瀬真守を演じた。劇中、相当酷いキャラクターを演じた小泉は「本当に奥さんのことにまったく興味がない。そういうシーンを撮り終わったあとは、江口さんに『御免なさい、こんな男で』と言っていました」と語ると、江口は「全然覚えていない」と苦笑い。

 それでも江口は「でも孝太郎さんが悪いわけじゃないから……」とフォローすると、小泉は「そのときも、そうおっしゃってくださったんですよ」と笑う。すると江口は「そうなんですね。1年前の撮影なので、本当にあまり覚えていないんですよ」と申しわけなさそうに語ると「でも、自分一人で芝居はできないので、しっかりと対峙してくださったことで、桃子というキャラクターが出来上がったんだと思います」と小泉に感謝していた。