ノルウェー映画「ソング・オブ・アース」に小林聡美、古舘寛治らコメント

AI要約

映画「SONG OF EARTH/ソング・オブ・アース」は、ノルウェー西部の山岳地帯に暮らす老夫婦の生活を追ったドキュメンタリーであり、豊かな自然と人生の意味について考えさせられる作品だ。

冒頭映像では、厳しく美しい冬の風景が描かれ、自然と人間の調和が感じられる。多くの著名人からは、感動や人生への洞察が寄せられている。

この感動的な映画は、大画面で鑑賞する価値があり、自然と調和する生き方を考えさせられる。全国での公開が楽しみだ。

ノルウェー映画「ソング・オブ・アース」に小林聡美、古舘寛治らコメント

映画「SONG OF EARTH/ソング・オブ・アース」の冒頭映像がYouTubeで公開。あわせて本作を鑑賞した著名人よりコメントが到着した。

同作は、ノルウェー西部の山岳地帯オルデダーレンに暮らす老夫婦のヨルゲン・ミクローエンと妻のマグンヒルドに1年間密着したドキュメンタリー。娘のマルグレート・オリンが監督を務め、シンプルかつ豊かに生きる両親の姿から人生の意味や生と死について学んでいく。

映像には冬のオルデダーレンを彩る美しい景色が収録された。大きな湖の一面が硬く凍り、その上に雪が積もる中をヨルゲンがストックを手に静かに歩いている姿が確認できる。気候変動の影響により、近年はこの湖が毎年必ずしも凍る訳ではないそうで、オリンは「このショットが撮れたとき、これが映画のオープニングになるとすぐに確信しました」と打ち明けた。

ヴィム・ヴェンダースとともに製作総指揮を担ったリヴ・ウルマンは「この映画は私の人生を変えてくれました」と振り返る。俳優の小林聡美は「私たちは、こんなにも美しく厳しい地球に生まれた、小さな生きものだった」と、古舘寛治は「この映画は大きなスクリーンでこそ観るべきだ。都会に暮らす我々が存在すら忘れているこの地球本来のとんでもなく美しい姿を観ない理由はない」とつづった。そのほかプロスキーヤー・冒険家の三浦雄一郎、放送作家・脚本家の小山薫堂、ゲームクリエイターの小島秀夫、北欧ジャーナリスト・森百合子がコメントを寄せている。

「SONG OF EARTH/ソング・オブ・アース」は9月20日より東京・TOHOシネマズ シャンテ、シネマート新宿ほか全国にてロードショー。同作は第96回アカデミー賞長編国際映画賞のノルウェー代表に選ばれた。

■ リヴ・ウルマン コメント

この映画は私の人生を変えてくれました。

■ 三浦雄一郎(プロスキーヤー / 冒険家)コメント

荘厳な大自然の写真集のページをめくるような作品。

水と氷、風と光、土と緑が奏でる地球の音楽が溢れて、

なんだか豊かで大きな旅をしてきた気持ちになる。

心に刻まれる記憶がこの映像であれば人生はなんと素晴らしいことであろう。

■ 小林聡美(俳優)コメント

私たちは、こんなにも美しく厳しい地球に生まれた、小さな生きものだった。

■ 小山薫堂(放送作家 / 脚本家)コメント

悠久の自然から一瞬の時を借りて、人間は生きている。

もし人間が自然に敵うものがあるとすれば、

それは愛しかない。

■ 小島秀夫(ゲームクリエイター)コメント

「私たちの初恋の相手は自然だった」――ドキュメンタリーはこのモノグラムから始まる。壮大なフィヨルドの四季を俯瞰するカメラ。大自然と生態系が重奏するアンビエント。現地をガイドする老夫婦達との見事なコントラスト。それらは、詩的に調和した特別な人生讃歌だ。初めて見る絶景を散策しながら、過酷に生きる家族の歴史にも優しく歩み寄る。

ノルウェーのノールフィヨルドの神々しい“地球の歌”には、誰もが恋をするに違いない。

そして、初恋は、映画館で味わって欲しい。

■ 森百合子(北欧ジャーナリスト)コメント

ノルウェー西部の美しくも厳しい自然に生きる人だけが見ることのできる

ご褒美のような景色を、スクリーン越しに体験できる幸せ!

「人間も自然の一部である」。

言い古されてきたこの言葉が、鮮烈に頭によみがえりました。

■ 古舘寛治(俳優)コメント

この映画は大きなスクリーンでこそ観るべきだ。都会に暮らす我々が存在すら忘れているこの地球本来のとんでもなく美しい姿を観ない理由はない。そしてその価値と共に生活する人々もいるのだ。人生が選び取るものならば、さて我々は何を選び取るのか?

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