『敏いとうとハッピー&ブルー』敏いとうさん死去、84歳 『星降る街角』などヒット曲、2010年には参院選出馬も

AI要約

ムード歌謡グループ「敏いとうとハッピー&ブルー」のリーダーである敏いとうさんが84歳で亡くなったことが分かった。

敏いとうは熊本県出身で、切ない女心を歌ったヒット曲を数多く生み出し、一時代を築いた。近年は闘病生活を送っていた。

敏いとうとハッピー&ブルーは一時休業も経験し、活動を再開していた。敏いとうは最高顧問として後継グループに関わっていた。

『敏いとうとハッピー&ブルー』敏いとうさん死去、84歳 『星降る街角』などヒット曲、2010年には参院選出馬も

 「星降る街角」「よせばいいのに」などのヒット曲で知られるムード歌謡グループ「敏いとうとハッピー&ブルー」でリーダーを務めた敏いとう(とし・いとう、本名・伊藤敏=いとう・さとし)さんが死去したことが14日、分かった。84歳だった。熊本県出身。葬儀・告別式は親族で行う。近年は闘病生活を送っていたという。

 敏さんは、獣医師として作曲家の遠藤実さんの愛犬を診察したのをきっかけに芸能界入り。1971年には「敏いとうとハッピー&ブルー」を結成。切ない女心を歌った「わたし祈ってます」(74年)や「星降る街角」(77年)「よせばいいのに」(79年)など大ヒットを連発して一時代を築いた。

 91~95年に一時休業するも、96年に「横浜ものがたり」をリリースして活動を再開。2021年には、宍戸マサル(56)を中心に「新☆(SHINSEI)敏いとうとハッピー&ブルー」が結成され、敏さんは最高顧問に就任していた。

 また、10年には国民新党の比例代表候補として参院選に出馬したが、落選している。