“JKあるある”でバズった古森もぐ「動画とは違ってウェイ系ではないんです」

AI要約

古森もぐは、アイドル志望からSNSインフルエンサー、そして音楽活動へと夢を追い求める若手クリエイターである。

20歳までアイドルになるためのオーディションに挑戦していた古森は、SNSでの活動を始める過程で自己表現に情熱を燃やすようになった。

教育実習を通して生まれた“JKあるある”シリーズが古森のスタイルを確立するきっかけとなり、自分の夢に向かって突き進む姿が描かれている。

“JKあるある”でバズった古森もぐ「動画とは違ってウェイ系ではないんです」

“JKあるある”で人気を博す古森もぐ。TikTokで見る姿とは違い、その素顔は勉強熱心で自己表現に情熱を燃やすクリエイターそのもの。ニュースクランチのインタビューでは、アイドル志望からSNSインフルエンサー、そして音楽活動へ。夢を追い求める理由と、自分のスタイルを確立するまでの道のりに迫った。

◇アイドル志望からインフルエンサーへ

「もともとはアイドルになりたくて。今の活動を始めたきっかけも、自分には何も無かったからなんです。アイドルのオーディションを受けに行くと、劇団に入っていたり、ダンスを習っている方がいたりと、経歴がすごい方ばかり。自分を売り込むためにも、SNSで有名になれればと思ってSNSを始めました。フォロワーが多ければ強みになるかなって。

ただ、両親はあまり肯定的ではなくて……“勉強を頑張りなさい”っていうタイプでした。なので、SNSを始めたのは高校3年生のときなんです。最初は顔出しもせずに始めました」

アイドルになるために多くのオーディションに挑戦していた古森。しかし、思うような結果は出なかった。

「学生だった当時、AKB48さんが流行っていたり、文化祭では、ももクロ(ももいろクローバーZ)さんの楽曲に合わせて踊ったりしたんですが、具体的な目標があったわけではないんです。ただ“ならなきゃいけない”ような感じがしていて。

顔出しをしてSNSを始めたのは20歳になってから。顔を出したほうが動画が伸びそうという安直な考えと、もういい歳だし速度を上げて進んでいかないとヤバいというので、TikTokを始めた感じです。最初は短い動画を作って投稿したり、ゲーム実況風なこともしていました」

今では“JKあるある”で知名度を上げている古森だが、投稿を始めた当初は方向性に悩んでいたと語る。

「みんなと違うことをしたいけど、最初はどうしていいかわからず……試行錯誤していました。何がなんでも『いいね』が欲しいと思いながら。体を張ったり、動画編集をするのは好きだったんです。見ている方が面白いと思ってもらえる動画を撮るのが好きで、自分が楽しいと思えることをしながら、アイドルになるという自分の夢につなげていけたらなって」

夢を追いかけながらも、現実とも向き合わなければいけない時期もあったと語る。

「20歳当時は就活をするかしないかで、すごい悩んだし焦っていました。アイドルになる道を完全に諦めるのか、就職をするのか……。教育実習にも行っていたので、勉強できないけど、母校で高校理科の生物の先生になってたかも(笑)。

高校の頃は落ち込んでいる時期もあったんです。私と同じ気持ちの生徒って、今もきっといると思うし、そんな高校生の力になれる存在になりたいなって。当時の自分を助けてあげられるような存在になれたらステキですよね。なので、20歳の頃はどちらの道に進むのか、とにかく悩んで焦っていました」

◇教育実習に行って“JKあるある”が生まれた

古森が教師を目指していたことが、今のスタイルを確立していくことになる。

「どうしたら面白いと思ってもらえるか? と試行錯誤していくなかで、やっぱり統一感があったほうが認知してもらいやすいし、再生数も伸びるのかなって考えたんです。私も代表するようなキャラクターが欲しいと思っていた時期に、ちょうど教育実習があったんです。

自分が学生だった頃の高校生と、今の高校生を比べて動画を投稿してみようと思いつきました。その動画が伸びたことが、“JKあるある”をシリーズとして投稿するようになったきっかけです」

自分が学生時代に感じていたことも、動画を作るインスピレーションにつながっているという。

「高校生の頃、そこまで友達が多いわけじゃなかったんです。いわゆる、ノリが良くてテンションの高いウェイ系ではなかった。ワイワイしている人たちに対して、憧れの眼差しを送っていました。教育実習で当時のことも思い出したし、そう考えると自分の中にもストックがあったのかなって。私がウェイ系だと思っている方も多いと思うんです。でも、一人で公園でお弁当を食べたりしたこともあります。

でも、動画ではみんなが友達になりたいな、と思えるようなキャラクター像を演じたいと思ってます。本当の自分と演じているキャラクターが違えば違うほど、それが理想ですね」