意外な名産品も?小5男子が描く47都道府県“ご当地ネコ”の第2弾もすごい…夏休み毎日コツコツ仕上げた力作が勢揃い
2023年の夏、小学4年生の男の子が描いた、ネコと各都道府県の名産物のコラボイラストがX(旧Twitter)で話題になった。
1年後、SNSで寄せられた情報を盛り込んだ“ご当地ネコ”の第2弾が完成した。
ご当地ネコの第2弾は、母親のなみそさんの息子・KENくんが47都道府県の名産物をモチーフに制作したもので、大きな反響を呼んだ。
今年もフォロワーから情報を収集し、1日1都道府県ずつイラストを公開している。
記事でKENくんの制作中の苦労や好きな作品、将来の挑戦などが紹介され、母親のなみそさんも息子の成長を喜んでいる。
2023年の夏、小学4年生の男の子が描いた、ネコと各都道府県の名産物のコラボイラストがX(旧Twitter)で話題になった。それから1年、SNSで寄せられた情報を盛り込んだ“ご当地ネコ”の第2弾が完成した。
◆フォロワーから情報を集めて決定
ご当地ネコは、母親のなみそさん(@omochi_nam01)の息子・KENくんが昨年、国語の授業で47都道府県を勉強したのをきっかけに、夏休みの自由研究として制作したものだ。
1日1都道府県ずつ毎日投稿されたネコには、地元のご当地ネコを楽しみにしていた人たちからのコメントが続々寄せられ、完成時にはロスになる人が現れるほどの大反響だった。
そしてKENくんが小学5年生になった2024年。「せっかくの夏休みだし、何かやっちゃおうぜ!!!」というノリで第2弾がスタート!
夏休みが始まる少し前に、母親のなみそさんがXでこんな投稿をしていた。
ご当地ネコ 2周目/
夏休みの自由研究にしたいので、協力お願いします!皆さんの推し県の名産物を教えてください!「〇県には〇もあります」など、マニアックなものでもOK
すると、フォロワーから47都道府県全ての名産物などが集結!
そこからKENくんが興味を持ったものについて、「どのような経緯で、それが日本一となったか」「発祥の地や、由来について」「それが今この時代になって、昔とどう変化したか」などをなみそさんと調べ、ご当地ネコのテーマを採用したという。
制作したイラストは、今年もなみそさんが7月23日から毎日1ネコずつXに投稿した。
なお、制作方法は昨年と変わらず、コピー用紙に鉛筆と油性ペンでイラストを描き、iPadに取り込んだものを色づけしている。
第2弾で最初に投稿されたのは、北海道のご当地ネコ。
本日から始まりました、ご当地ネコ2周目!!! トップバッターは、乳用牛の飼養頭数が日本一の北海道!! 乳牛ネコだよ!!
そして東北、関東と南下していき、最後は9月7日の沖縄県で締めくった。
ご当地ネコの大トリを飾るのは、沖縄県!!! 沖縄県はパイナップルの生産量が日本一!! という訳で、パイナップルねこだよ~!!
完成の投稿を見た人からは「ひとつひとつ丁寧でほんとかわいい」「自分の地元、よくありがちなモチーフじゃないのが本当に嬉しくて…!」「楽しんだのもたくさん伝わります」などのコメントが寄せられ、3万いいねを集めている(9月9日現在)。
◆行ってみたいのはどの都道府県?
そんな大作を完成させたKENくんだが、制作中の思いをなみそさんを通して聞くとエンターテイナーな一面をのぞかせた。
――お気に入りの作品はどの都道府県のもの?
愛知県のサボテンねこ。かわいかろー?
――ご当地ネコの制作中、一番苦労したことは?
その県に住むみんなが喜んでくれるように、一生懸命かわいいポーズと色を考えるのが難しかった。
――都道府県について学んで、行ってみたい都道府県やそこで体験したいことがあれば教えて。
山口県のちょうちんを見てみたい。おじいちゃんの名前がガチで「金太郎」なので、おじいちゃんと一緒に神奈川県に行きたい。
――都道府県以外でも、作品のアイデアが浮かぶのはどんな時?
お母さんが毎日いっぱい面白いお話をしてくれるので、それを聞いていたら、切り絵やイラストにしてみたいって思うよ。
◆イラストをみんなで楽しみに
では母親としてはどんな思いがあったのだろうか。KENくんと一緒に都道府県を調べたなみそさんにも話を聞いた。
――KENくんの制作中の様子を教えて。
普段、いつも切り絵ばかりをしているので、イラストを描くのは息抜きになるみたいです!
KENはとても制作スピードが早く、こうやって毎日作品をアップすることができるので、私も大忙しですね(笑)
――KENくんがまず紙にイラストを描くのはなぜ?
iPadで直接描く方法では、KENの持ち味である太いペンでの強弱がイメージと違うみたいで、全く違う画風になるんですよ。なので、いつものペンで、いつも通り描く方法を貫いております!
――できあがった作品を見てどう思う?
前回同様、終わりが近づく度に寂しい気持ちにはなりますね(笑)
でも、夏休みに毎日こうやってコツコツやり続けた事は、息子の勉強にもなりますし、完成というのはやはり大きな達成感とこれからの自信にもつながります。
――投稿の反響をどのように受け止めている?
たくさんのフォロワーさんから「こんなにかわいく描いてくれてありがとう」「まさか○○も日本一だったのか!知らなかった!」というお言葉をもらえ、みんなで楽しんでいる感じがするのでとても幸せです。
KENくんに今後挑戦したいイラストを聞くと「次は47都道府県の、方言ねこをやってみたい」と答えてくれた。これからもKENくんのセンスと表現力が、多くの人を楽しませそうだ。