【訃報】「ヒロシ&キーボー」黒沢博さん 「三年目の浮気」が大ヒット 実兄の黒沢年雄が公表

AI要約

ヒロシ&キーボーのボーカル、黒沢博さんの死去が明かされた。死因は不明。兄の年雄が最期の様子をブログでつづり、弟の活躍に感謝を示している。

「三年目の浮気」などの大ヒット曲で知られる博さんは、寺内タケシとバニーズのボーカルとして1966年にデビュー。年雄によれば、寺内タケシからバンドに加入を頼まれたという。

年雄は82年にリリースされた「三年目の浮気」のエピソードも明かし、博さんが最終的に歌うことになった経緯を語っている。

【訃報】「ヒロシ&キーボー」黒沢博さん 「三年目の浮気」が大ヒット 実兄の黒沢年雄が公表

大ヒット曲「3年目の浮気」などで知られる「ヒロシ&キーボー」のボーカル、黒沢博さんが7日、亡くなっていたことが分かった。75歳だった。実兄で歌手の黒沢年雄(80)が同日、ブログで公表した。死因は明かしていない。

年雄は6日夜に博さんと対面していたことを明かし、「口の聞けない博にいっぱい話しかけました… 博がいつも、兄貴はスーパーマンだといいふらしていたので…耳元で冗談に“俺はスーパーマンだから全て任せて安心しろ”と言ったら、とても喜び僕の手を強く握り返して涙を流し喜びにあふれていました」とその際の様子をつづった。さらに「数時間いて少し元気になったから大丈夫だろうと、一旦引きあげました」と説明。

しかし4時間後に容体が急変。「電話が来て娘さんが電話の向こうでパパ!パパの叫び声が入って来ました…すぐに病院に駆けつけると…医師から臨終ですとの言葉…」と弟の最期の様子を明かした。

「今は幼い頃の博が頭によみがえって涙がとまりません」と胸中もつづっている。

博さんは1966 年に「寺内タケシとバニーズ」のボーカルとしてデビュー。兄の年雄によれば、映画共演で知り合った寺内タケシさん(故人)にアマチュアバントをやっていた博さんを入れてもらったという。

ブログでは、82年にリリースして大ヒットした「三年目の浮気」のエピソードも告白。「ある時…仲間の作詞作曲家の佐々木勉さんから…僕が結婚して三年目の頃…佐々木さんから…黒ちゃんにピッタリの曲が出来たから歌ってくれるとの要望…それが“三年目の浮気”…聴いてすぐに気に入らないので断りました。しばらくして…弟の博が歌ってるではないですか!!」と明かしている。

弟の活躍については「とてもうれしかった」としながらも、「しかしそんな状態がいつまでも続くわけがありません…その後は大変だったと思います…」ともつづっている。

※写真は資料